日本人の7割が感染していると言われている歯周病菌。
毎日しっかり歯みがきしても8割の人に見つかっているという。
近年の研究で歯周病菌が全身に影響を及ぼす事がわかってきました。
免疫力を低下させ、突然死を招く感染症とも呼ばれています。
歯肉など口腔粘膜から侵入した歯周病菌は、血小板を介して全身を循環するそうです。
歯周病菌自体が産生する毒素によって、またマクロファージなどの免疫細胞との戦いの過程で生じる毒素によって、また歯周病菌が集めた赤血球で生じた血栓で、実に様々な疾患へと発展するメカニズムが解明されてきました。
DB9011は枯草菌という種類のグラム陽性菌で、納豆菌の仲間に属すことから特殊納豆菌とも呼ばれています。
人に対する臨床実験でも歯周炎や歯周病にたいする有効率とても高く、その成果を2008年ストックホルムにおける国際歯科医学会において発表したところ、日本人初の入賞を果たしました。
今や世界が注目している微生物療法(バイオジェニックス)です。
歯周病菌が生育しにくい口腔環境を作り、腸においては善玉菌が生育しやすい環境を作ってくれます。
免疫能を高める効果にも優れます。
動物(マウス)においてはすでに承認されている医薬品よりも高い免疫活性率があることが証明されております。
悪玉菌の生育を抑える働きから下水の消臭に利用されるなど幅広い分野で利用されていることからも働きは確かといえます。
現在、口腔歯科領域の治療において、漢方との併用が試行錯誤されております。