流早産をくり返してお悩みの方々へ。
漢方や栄養療法ならお役にたてる事が沢山あります。
古来からの漢方では妊娠かそうでないかは月経が止まってから三月(みつき)に満たないと、妊娠なのかそうでないのかを知ることは難しかったのです。
つまり12周以前の事はなんともいえないというわけです。
江戸時代の名医には、妊娠か否かを知るために漢方薬を使っていた事もあったようです。
その薬を飲むと妊娠であれば胎が養い、妊娠でなければ直ちに生理がくるというのです。
現代では医療機器の進歩とともに、ごくごく妊娠初期であってもエコーや心音で、また妊娠検査薬などで、妊娠か否かを知る事ができますので、漢方薬で一か八か的な薬を使う事をお勧めはしていません。
おそらく動物として、妊娠初期というのは命の仕分けをしている時期なのでしょう。
胎児に生命力はあるのか、はたまた子宮は妊娠状態を維持できるのか、本能で振り分けているのです。
流早産したことも、パパさんママさんにとっては辛いことかもしれませんが、生命の営みとしては必然なのです。
流早産をくり返している方に必要なのは、妊娠前の早い段階からできるのであれば元気な精子と卵子を作ることです。
また妊娠が分かってからでもできる事は、子宮に「精血」を集中する事です。
どちらも漢方がお役に立てる事が沢山あります。
最適な漢方薬は、お腹の張りや痛み、おりものの質や量、便が柔らかいか硬いか、便秘か下痢か、小便が近いか出にくいか、不正出血はあるのか、風邪っぽい感じはあるか、胃腸の不快感や吐き気はあるか、胸苦しさはあるか、ふらつき感はあるか、などの症状に応じて最適なお薬が異なりますので、ご相談下さい。
漢方薬と併せて、必ず栄養補給療法をご提案しています。
硫黄含有アミノ酸を多く含む栄養剤(妊娠中や授乳中の服用が認められているもの)や、細胞分裂能力に秀でた光合成をする微生物などで、細胞分裂が活発な胎児の成長や母体細胞を滋養をサポートします。
漢方薬があっても栄養素が不足すると母体のダメージが大きくなり、妊娠中後期の不育症リスクが高まるため、今現在できる事でベストを尽くすことが必ず先につながってくるのです。
心音が確認できないような流産(稽瑠流産)や早産、妊娠中の腹痛や腹の張り、不正出血、ひどい悪阻(つわり)などでお悩みの方は、可能な限り早い段階からご相談くださいますと幸いです。
数回妊娠初期で不育症をくり返していた女性が、始めて心音が確認できてとても幸せでした、とのご報告をいただいた時や、お腹も張りつつ頑張って漢方薬を飲みながら自然分娩にまでたどりつき、元気な赤ちゃんが生まれましたとご報告をいただいた時など、お一人お一人の感動体験は様々ですが、漢方をおすすめして本当によかった!と感じる感動のひとときです。
一人でも多く大切な命を育むお手伝いができたら幸いです。
ごう先生のブログ「GOブログ 不妊症特集」もぜひご覧下さい。
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