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酸化マグネシウム(マグラックスやマグミットなど)の塩類下剤で出にくくなってくるのはなぜ?⑤

塩類下剤が利用されている背景には「硬いウンチ」に対する恐怖心・不安があります。
特に痔を経験されている人ならば悪化するのをとても恐れています。
善玉菌である「乳酸球菌」を加熱処理をして分解したものには特有の働きがある事がわかってきました。
・小腸絨毛の萎縮抑制
・腸管上皮細胞増殖効果
・パイエル板より吸収されIL-1B産生亢進による水分量増加
・腸管運動に関係するiNOS遺伝子が結腸において増加
・大腸酪酸濃度が増加 酪酸は大腸のエネルギー源である短鎖脂肪酸です
腸の細胞が元気になり、絨毛や上皮細胞が増えると、便量が増加します。
腸の運動機能が高まれば、便を運ぶ能力が高まります。
⑥へつづく
「今すぐにスッキリ便を出す!」という事こだわっていません。
一時的に出す事だけを提案していた時代は、便秘薬をとっかえひっかえしながらどんな形であろうとも便を出す事を結果と考えてきました。
実際は内臓平滑筋や括約筋の筋力、腸内フローラ(腸内細菌)、腸管免疫などの状態に応じて、便を作る能力や便を運ぶ能力に個人差があります。
指を肛門から入れてかきだそうとしても、浣腸をしても、便が出なく苦しんでいる人は大勢いるのです。
便自体がまだ直腸へ達していない、ないしは便量自体が減っているのです。
だからこそ下剤に頼らぬ「便秘解消」が必要なのです。
これからも真剣に取り組んでまいります!