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酸化マグネシウム(マグラックスやマグミットなど)の塩類下剤で出にくくなってくるのはなぜ?④

塩類下剤が利用されている背景には「硬いウンチ」に対する恐怖心・不安があります。
特に痔を経験されている人ならば悪化するのをとても恐れています。
発酵力の優れた酵母菌で消化を助けるという方法。
特に高齢者は若い人と比べて消化液の分泌量も少なくなっております。
栄養の吸収や利用効率が悪化すれば、エネルギーを得る事や肉体(臓器や血管、神経、筋肉、血液など)を作り出す力も弱り、結果として肉体の機能が低下します。
この消化を助けるという事はとても大きな意味を持ってくるのです。
酵母菌は発酵により炭酸ガスが発生します。
これが温泉(炭酸泉)同等の効果により、胃と小腸上部の血行を良くしてくれます。
この方法はすぐには便の質の変化にはつながらないかもしれませんが、継続する事で胃腸だけではない全身の細胞へ良い影響を及ぼします。
栄養素の消化がよくなる。
酵母自体が発酵によって生み出す栄養素を得る事ができる。
結果として内臓の細胞の生まれ変わりや筋肉の働きが回復し、便量が増えたり便意を感じるようになるのです。
⑤へつづく
「今すぐにスッキリ便を出す!」という事こだわっていません。
一時的に出す事だけを提案していた時代は、便秘薬をとっかえひっかえしながらどんな形であろうとも便を出す事を結果と考えてきました。
実際は内臓平滑筋や括約筋の筋力、腸内フローラ(腸内細菌)、腸管免疫などの状態に応じて、便を作る能力や便を運ぶ能力に個人差があります。
指を肛門から入れてかきだそうとしても、浣腸をしても、便が出なく苦しんでいる人は大勢いるのです。
便自体がまだ直腸へ達していない、ないしは便量自体が減っているのです。
だからこそ下剤に頼らぬ「便秘解消」が必要なのです。
これからも真剣に取り組んでまいります!