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酸化マグネシウム(マグラックスやマグミットなど)の塩類下剤で出にくくなってくるのはなぜ?③

塩類下剤が利用されている背景には「硬いウンチ」に対する恐怖心・不安があります。
特に痔を経験されている人ならば悪化するのをとても恐れています。
そのような不安のある方に対して塩類下剤を利用するのではなくおススメする方法は、「最適な粒子径」と「水分吸収力」、「膨張率」を持つ「食物せんい」のサプリメント補給です。
便自体の水分保持量を高める事をまず大切にします。
この方法が有効なのは、胃腸を動かす平滑筋や括約筋が充実している場合です。
内臓を動かす筋力が著しく低下している高齢者や女性、大病を経験されている人、ならびに多種多剤を服用されている人の場合、「食物せんい」を飲んでもスムーズな排便が得らえれない事があります。
④へ続きます。
「今すぐにスッキリ便を出す!」という事こだわっていません。
一時的に出す事だけを提案していた時代は、便秘薬をとっかえひっかえしながらどんな形であろうとも便を出す事を結果と考えてきました。
実際は内臓平滑筋や括約筋の筋力、腸内フローラ(腸内細菌)、腸管免疫などの状態に応じて、便を作る能力や便を運ぶ能力に個人差があります。
指を肛門から入れてかきだそうとしても、浣腸をしても、便が出なく苦しんでいる人は大勢いるのです。
便自体がまだ直腸へ達していない、ないしは便量自体が減っているのです。
だからこそ下剤に頼らぬ「便秘解消」が必要なのです。
これからも真剣に取り組んでまいります!