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漢方たなうぇぶ>GOブログ>滲出性中耳炎 から子育てを考える

滲出性中耳炎 から子育てを考える

江戸時代の有名な食養家“貝原益軒”の所に、子供が生まれた父親が「これからどう育てたらいいか教えて下さい。」と教えを乞うたところ、「十ヶ月遅かった。」といって胎教の重要さを教え悟しました。
滲出性中耳炎は鼻炎、喘息、皮膚炎、おねしょ、多動とならび、当店ではお子さんのご相談の中で多い症状の一つです。
発病に気付かないことや、繰り返し慢性化しやすいため、通気や薬物療法(抗生剤や粘液をサラサラにする薬)、ひどい場合は切開や手術などの治療で、日々ご両親は疲労困憊されています。
また・・・。
なんで・・・。
誰でもそう思うでしょう。
どんな病気もそれぞれに異なる原因があるように考えられがちですが、僕が漢方を通じて沢山のお子さん達の体質改善をお手伝いしてきた経験からすると、実際は大まかな原因は同じであると考えております。
偉そうなことを申しますがこのごろご相談を通じて感じるのは、子育て世代の親御様たちの一般的な認識が医療に頼りすぎていると感じます。
病気が発病するということはそれまでの生き方の誤りが原因であり、それを正さずして治るということはありえません。
では病気を治すという事はどのような事なのでしょうか。
一例を挙げますと、子供がうるさいくするのを口封じ(?)する意ではありませんが、かわいいお子さんがせがむからといって、甘いお菓子やジュースを与えることは、ごく当たり前のことになっています。
じつはこれが悪の元凶!なのです。
どんなに良い栄養を摂っていても、どれだけ手厚い治療をしても、漢方では治すことに反した生活をしているといえます。
甘味は胃腸の働きを弱め粘調質な体液を増やすという漢方の考え方をご存知な人は皆無でしょう。
しかし漢方の考え方も突き詰めていくと現代の栄養学や生理学、生体学にも通じております。
耳だけでなく、鼻、気管支、皮膚、腸などの体のありとあらゆる器官をべちょべちょに汚しかねません。
体を丈夫にする理想的な甘味とは玄米を50回噛んだ時に口の中に広がる甘味であり、それ以上の甘さは内臓に却って負担になるというのです。
食事は毎日の積み重ねにて治療の根幹であることは間違いありません。
広い視野で体を総合的に診る漢方(薬膳)を、子供の治療にとりいれる意義はとても大きいのです。
先天的であっても、食生活の問題を含む毎日のライフスタイルによってであっても、虚弱体質である場合は漢方薬を上手に利用して、成長期の間だからこそ心と体を健やかに丈夫に育てることがるのです。
そんなチャンスは幼児期~成長期にしかありません。
情報過多の現代にあって、経験から情報の整理をするお手伝いが必要だと感じています。
そして情報を知ったからには、必要な事をライフスタイルの中にしっかりと取り入れていただきたいというのが僕の願いです。
僕自身も過去には、いかに偏った栄養学や曖昧な情報に翻弄されていたか、漢方を知るにつれ、大自然の大いなる法則を学ぶにつれ、気付かされます。
全ての病気は「自分の体に備わる回復力」によって治っています。
自分で治そうと考えていないと、いつまでたっても良くなりません。
お子さんが自らの力で治っていく、そのお手伝いに全力を注いでいます。
私は今後のMarbo氏の動向に注目しています。
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すくすく子育て
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