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「痛み」 寒さで再発が実に多い

治ったと思っていた関節痛・神経痛が再発された方々からのご相談が相次いでいる。
脊髄を通る神経を圧迫してしまう「脊柱間狭窄症」によって発病する「坐骨神経痛」を患い、「みのもんたさん」が手術を受けたのもつい先日の事。
やはり専門医による診断や適切な治療はとても大切だと思います。
弱いところが分かれば治療と予防の方針が考えられるからです。
しかしどんな治療をしたとしてもその予後が大切です。
手術やリハビリといった治療手段はあくまであくまで回復を助ける手段であり、治しているのはその人自身の回復力なのだ、という事を忘れてはいけないと思います。
回復力について漢方の立場で考えると、骨の新陳代謝や足腰の強さは、五臓六腑の「腎」が力の源であるという考え方があります。
「腎」は冬にその力が最も衰えます。
また寒くなると筋肉が硬直しやすく、血行も悪くなりやすいので、冬は関節痛や神経痛が悪化しやすく、再発もしやすい、と考えています。
加齢にともない回復力が衰えることも忘れてはいけないと思います。
衰えた回復力をいかに高めるか、という事を一緒に考えませんか?と常々私は提案している。
回復力を高めるための養生法を、無い知恵をしぼって一緒に考えませんか?
回復力が弱り衰える事が、再発し悪化する最もも大きな原因だからです。
それを考えるためには、漢方の生体観、季節感、自然観、など、一方通行ではない、感覚的な医学の知恵を駆使することが大切だと思うし、そこに惹きつけらる自分がいます。
私は目からウロコでしたし、知るというよりは、気がつく、という感覚に近いのですが、以前から知っていたことを改めて気づかせてくれた、そんな感覚がありました。
分かってはいたけど見ないふりをしていた、という事かもしれません。
それを一緒に紐解いていく、一緒に知る、一緒に考えるば、そんな場所がなさすぎると感じます。
寒い季節は、痛みやすい、年をとったら足腰が弱りやすい、無理をしたら治りにくい、などなど、どれも当たり前の事。
でもだからできるだけの事をしてみる価値があるのではないでしょうか。
「治す」ということは自分自身の回復力が行うことであり、その力の充実度の差が、治りやすいか、治りにくいか、の差となるのです。

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痛み
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