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プロに相談するという事

昨年末にメガネを新調した。
エロチカイマイという眼鏡屋さんをご存知でしょうか?
以前にも当ブログでご紹介したことがあります。
このお店は、私の妹の友達のご実家の眼鏡屋さんで、妹の友人であるヒサエちゃんのお兄さんがバリバリと各地に支店を展開している。
そのお兄さんは「レスザンヒューマン」というブランドも展開しており、その活躍たるやスゴイ!の一言。
兼ねてよりそこでメガネを作りたいなぁ、と思っていたのであります。
しかし、メガネを作ったその日は、メガネを作ろう!と意気込んで行ったのではなく、なんとなくフラッと立ち寄ったのでした。横浜のランドマークプラザにある店舗にいったのでした。
そこでメガネを見ているうちに、スタッフの女性が色々とアドバイスをしてくれて、めがねを試着しているうちに、自分にどんなフレームが似合うのかを一緒に考えてくれました。
TRYをするうちになんとなく自分でもどんなフレームがいいのか、が分かってきたのです。
やっぱりその道のプロと一緒に考える!という事の大切さを感じました。
だって実際に買ったフレームは当初自分が好きな形ではなかったのです。
でもつけてみると自分でいうのもなんですが、結構いいなぁ、って思うんです。
相談薬局という立場でするアイウェアではないかもしれないけど、仕事場にアートが欲しいと常々思っていたので、自分が身につけるフレームがアートっぽいのもいいな、と思う今日この頃。

近頃の臨床の場で一番欠けていることを、実際に行っているサービス業はものすごく多い。
特にエロチカイマイのスタッフの方の応対はとってもキモチのいいものだった。
一緒に考える、という事が大切だという事が本当に分かった。
糖尿病やガンが増えている。
食療法ができない人たちを説き伏せるようなことなどできない。
説得しよう、と私たちは思い上がってはいないだろうか?
まず私自身を、自分自身が説得できないと思うのだから。
ごうくん、もっと早く寝なさい、って自分自身に説得したところで、「はぁ?」って感じで全く伝わることなどないと思う。
こんなことが、先日お客様に貸していただいた鷲田清一さんと河合隼雄さんの対談本の一節にもあったように記憶している。
今最も大切なのは一緒に考える場であります。
それには、WEB上で文字のやり取りをするだけではなく、実際に会うことが大切だと思う。
一度でも会ってみて、それから文字のやり取りをしたっていいと思う。
簡単に済まそう、としても体の事や心のことは、そうはうまくはいかない。
会ってはじめてわかる「感覚」が、判断の要素にはとっても大切だからです。
人は千差万別。みんな違う。
その人と構築する経験と、感覚が、いかなる判断にも必要になってくる。
メールだけのご相談ではなく、もしお体の事で悩んでいるのならば、ぜひ一度お店に足を運んでいただきたい。
私や当店のスタッフと共有した時間と、一緒に考えるという労力が、どんな病の回復にもきっと必要なのであろうと感じる。
養老先生がおっしゃっている「脳化社会」の中だけでなく、「感覚」や「感性」を研ぎ澄まして、体験し、それからイメージする、という中で一緒に考えていく事が必要なのだと思う。
以前、青葉台の医王堂薬局の飯田敏雄先生がこんなことを言っていたのが印象的だ。
漢方薬の生薬がどうやって生えているのを知らないで、漢方薬のことなど理解はできないと思う、と。
こんな感じの事をおっしゃっていた。
ジメジメし、日当たりの悪いところを、必死で生きている生薬は、そのジメジメや、日当たりの悪さをも跳ね除けるだけの力があるのでは?と感じる感性や感覚が大切なのだ。
先人達は、今の私たちよりもそういった感覚がすぐれていたのでは?と飯田先生は言う。
そういう感覚は私にはまだまだ少ないかもしれない。
それは、養老先生がおしゃるところの「道草」がまだまだ足りないからだ。
年明け最初のブログは少々、順不同、意味不明な点は、多々ありますが、自分の溢れる思いを綴る、文章力の下手さを悔い、読みにくくもご覧になっていただいた方に感謝します。
今年も色々な思いをぶつけてみたいです。

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ごう先生の独り言
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