みなさんはSIBOという言葉を聞いたことがありますか?
最近知られてきている病態なのですが、ガスを伴う過敏性腸症候群にSIBOという病態が高確率で関わっているということがわかってきています。ガスを伴う過敏性腸症候群を治療するにはSIBOを知らないと始まらないかもしれませんね。
SIBOってなんだろう?
ポイントは4つ
・小腸の中で細菌が異常に増殖する病態
・細菌が腸粘膜を傷つける
・細菌に栄養をとられ栄養不足になる(疲れやすくなるなど)
・大量のガスを発生(細菌が小腸内の栄養を分解することによる)
SIBOの原因は?
・胃薬(胃酸分泌抑制薬)の長期連用による胃酸分泌低下による胃のPH上昇(胃酸により死滅するはずの細菌が生き残ったままになる)
・胆汁や膵液の分泌不足
・大腸からの細菌の逆流を防げない(回盲弁の機能障害)
・歯周病
・抗生物質の頻回服用
・腸の働きが悪く小腸に菌が停滞
病院でのSIBOの治療
抗生物質の服用(かなり再発するようです)
SIBOはどうやって防げるの?
・漢方で腸の働きを改善し菌の排出を促す
・細菌のエサになるので砂糖、小麦、乳製品、発酵食品、食物繊維を減らす
・歯周病の疑いがある方は歯科治療に行く
SIBOが進むとどうなる?
SIBOが進むと腸がダメージを受け荒れてスカスカになる(※リーキガット)になる可能性があります。
※リーキガットについては改めてブログにあげさせていただきますのでご参考にしてください。
漢方での根本治療をご希望の方はぜひ一度ご相談にお越しください。
SIBOといってもみなさん同じ漢方薬ではありません。
しっかりお一人お一人の体質を見極めながら漢方薬をご提案させていただきます。