コレステロールは悪者なのでしょうか？

コレステロールが高くてみなさん大騒ぎされているかと思いますが、逆に低ければ問題ないのでしょうか？
私はLDLコレステロールが基準値よりも著しく低いです。病院からは低い分には問題ないと言われていますが、個人的にはこのまま放置するのはよくないと思っています。

コレステロールからは様々なホルモンが作られます。

• ・コルチゾール(ストレスに対応する力)
• ・男性ホルモン
• ・女性ホルモン
• ・ビタミンD(骨を作る)など　

『参考文献：うつは食べ物が原因だった！溝口徹著』

かなり重要なホルモン達ですよね。上記の通り、コレステロールが低いと女性ホルモンの産生が低下し生理がなかなか来ないなどの影響が出てきます。また、将来的にも骨粗鬆症になったり、ストレス耐性が減ったり様々な弊害が起こりそうです。このことから、コレステロールはある程度あったほうがいいことがわかりますね。

ただし、女性は閉経を迎えるとコレステロール値が上がります。これは生理的な現象です。女性ホルモンに変化しないコレステロールが余ってくるということなので、多少の上昇は問題ないと考えています。

LDLコレステロールと動脈硬化の真相

LDLコレステロール値が大幅に基準値を超えているのは問題ですが、コレステロールよりも酸化しない体を作る方が大切だと私は考えています。どういうことかというと、動脈硬化の原因は「酸化LDLコレステロール」が大きな原因になっていると考えられているからです。LDLコレステロール自体ではなく、これが酸化したものが血管を傷つけて動脈硬化に繋がっているということです。『参考文献：厚生労働省https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-028.html』

酸化LDLコレステロール値の測定はMDA-LDLという血液検査の項目があるようですが、残念ながら一般的な血液検査ではないようですね。

そこでまずご自身がやれることとして、酸化しにくい体を作る食事、例えば緑黄色野菜を毎日十分量とるなどがあげられます。ですが、毎日となるとやはり難しい・・・そんな方に栄養相談もできますので、ぜひ一度ご相談ください。

脂質を取らなすぎると皮膚にまで・・・

• 脂質の摂取量が少ないと皮膚も乾燥します。皮膚には細胞間脂質や皮脂膜があり、これが不足すると皮膚から水分が蒸発してしまうからです。これは、実は腸の細胞にも当てはまることで、脂質が少ない方はやはり腸内も便も乾燥して便秘になりがちになってしまうのです。
  脂質も大事な栄養素で、効率のよいエネルギー源でもあります。健康のため、痩せたいために極端に脂質の摂取を減らすと、やはり逆に不健康を招きかねない危険性があります。なんでもやりすぎは禁物なのです。
  
  
  【まとめ】
  コレステロールが低い(特にLDL)
  乾燥肌
  生理がなかなかこない(PCOSなど)
  生理の量が少ない
  ストレスに対処しにくい
• 便秘気味
• やせ気味
• 美容
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LDLコレステロールの低い私もなんとなく全部当てはまっている時期がありました・・・-_-;
大和漢方センター田辺薬局では、このような方に漢方薬のご提案や食事のとり方のご指導ができますので、ぜひご相談くださいね。