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花粉症の季節を楽に乗り切る秘訣(お腹編)


ディスプレイを少しずつ模様替えして春らしくしています。
今朝、通勤の際に通る「国道246号線 大和トンネル」の天井から
「つらら」が出ているのを発見しました。
神奈川の大和で「つらら」を見た記憶は僕にはないので、
かなり衝撃的でした。
花粉症が出始めたとおっしゃる方が少しずつご来店されます。
まだの方も、今年は花粉の飛散量が多くなるそうです。
花粉症対策にどんな準備をしていますか。
僕もアレルギー体質なので、できる限りのことをして花粉症のつらい季節をうまく乗り切っていきたいと思います。
小さいお子さんや妊娠授乳中に、抗アレルギー薬やステロイド薬で花粉症の症状を抑える治療をする事に、私自身はかなりの抵抗感があります。
他によい方法はないものかと考えているうちにある考えに達しました。
日本でアレルギーが急速に増えたのは高度成長期であり、
豊かになると増えるという構図は世界的に共通しております。
豊かさが体内にもたらした最も大きな問題は「空腹の無い生活」です。
そもそも私たちの細胞は、毎日充分な栄養素が運ばれてくるとその栄養を利用していくだけで生命活動を行うことができます。
その恩恵により私たちはどんどん長寿となりました。
しかし弊害もあります。
飢餓状態に陥れば細胞はダイナミックに分解再生し修復する機能が働きます。
老廃物がたまった老朽化した細胞がリフレッシュするよい機会なのです。
基礎生物学的に花粉症に代表されるアレルギー症状を考えてみると、
体内の細胞が溜め込んでいる老廃物(化学物質や共生細菌)の蓄積量が多くなり、
免疫細胞や神経細胞が正常に働かなくなっています。
細胞が不活発なままでは免疫力も本来の力など到底発揮できません。
「空腹の無い生活」という現代的な「おなか」に負担の多いライフスタイルは、
自らをアレルギー体質に作り上げているのです。
僕の治療や養生のスタンスは「おなか」をとても重要視しています。
漢方の花粉症治療と併せて、「おなか」への負担を減らし細胞レベルで分解再生を促進するリフレッシュ法を取り入れてから、花粉症治療に良好な結果が得られております。
細胞と免疫についての私のイメージ
体内に侵入したアレルゲンや感染原因ウィルス・細菌は、
まず「貪食細胞(どんしょくさいぼう)」という免疫細胞によって食べられます。
この時点で、貪食細胞が食べたものをきちんと消化してしまえば、その時点で治ってしまうことが多いわけです。
貪食細胞が弱っていると第一陣の攻撃を防ぎきれず、
症状がどんどんこじれていくことになるのです。
貪食細胞を常にリフレッシュして働きやすい状態にしておきたいのですが、
常に栄養満点で過ごしやすい生活環境に慣れてしまった私たちの体は、
細胞をリフレッシュするキッカケになる飢餓状態になることがまずありません。
飢餓状態になると、
細胞はオートファジーの働きにより、
細胞内を自己消化し栄養をを作り一時を凌ぎます。
その後、栄養が体内に再びある程度の必要量が補給されますと、
自己を消化分解した細胞が再び再生します。
この再生された細胞は、
新たに生まれ変わったオーバーホールされた活発な細胞といえます。
免疫細胞もこのようにリフレッシュをしていかないと、
貪食後の消化力に雲泥の差が出てまいります。
現代人の細胞は、
食べ過ぎて消化不良をおこしているものばかりです。
活発化の鍵は細胞内をリフレッシュする習慣の確立です。
それを単なる断食でおこなうのにはリスクも多いので、
薬学や基礎的な細胞学、栄養学、漢方の自然観や生体観、などを総合的に考えて、
リフレッシュする方法を私なりに日々研究し、
ご相談を賜った方々のライフスタイルに合わせてご提案しております。
これが、
様々な疾患に共通して必要なことであることが最近分かってきました。
子宝が欲しいと悩んでいる方々の漢方治療にも、
アレルギー全般の漢方治療にも、
様々な痛みの漢方治療にも、
さまざまな治療の基礎に行うことで、
治癒率が飛躍的に向上しております。
特に不妊治療に関しては、
漢方であっても薬物療法一辺倒の方と比べ、
飛躍的に受精率が高い印象があります。
細胞という小さな世界の事も、
また漢方という大いなる全体観や自然観の事も、
包括的に見る目をもって治療に全力を注ぐことが必要であることがわかりました。
中途半端にならぬように、
取り組んでいきたいと思います。
私は今後のMarbo氏の動向に注目しています。
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