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男性不妊 求められるのは強いオス!精子は酸化に弱い

神奈川県立厚木西高校の吹奏楽部とは、実はなんの接点もありませんでしたが、部員が全員で営業をして、演奏会の資金を集めています。
厚木駅から当店のある大和駅までは、電車や車などを乗り継いでも最低でも30分はかかります。
初めて当店に飛び込み営業で生徒さんがこられたのは昨年度!
人は、誰かの応援をする事が嬉しいのだと、改めて気付かせてくれました。

3月31日(日)は、都内で勉強会のため応援には行けませんが、厚木西高校吹奏楽部 第26回定期演奏会の成功をお祈りしております!
頑張ってね!
男性不妊専門医である石川智基先生が、生殖医療において精子の品質に関する大切さをもっと知ってほしい、とおっしゃっていたのがとても印象的でした。
なぜなら、精子がなければ妊娠ができないからです。
精子のDNA損傷は、小児ガンなど出生児の様々な病気に影響する事がわかっているからです。
また、胚形成(受精卵の成長)にとても関係しており、流産の原因とも言われております。
流早産は女性の責任と思われがちですが、実際には精子のDNA損傷によるものも多いのかもしれません。
なので、奥様だけが不妊治療に頑張るのではなく、ご夫婦で力を併せて育んでいくことがより大切なことがわかります。
精子は卵子のように年齢による劣化もありますが、卵子ほどではなく高齢であっても十分な生殖能力をもつものもあります。
とはいえ圧倒的に若い方が質も量も良いそうです。
学生の精液検査などでは、かなりのツワモノがいるとおっしゃっていました。
とはいえ、子宝を熱望されるご夫婦の年齢層は、10年前よりも確実に高齢化しています。
やはり、精子の質もそれとともに低下している事は否めません。
精子の質を最も悪化させる因子は「活性酸素(ROS)」とのことです。
リスク因子
・喫煙
・古い精子の処理(禁欲期間が長くなる事)
・白血球
・アルコール
・肥満
・ストレス
・父親の高齢化
今まで私は、喫煙はストレスの発散になるので、止めなくても良いですよ!と言っていましたが、協力して下さる旦那さんには、これから止めてみてはとアドバイスしようと思います。
そして、タバコを止めたストレスで太らないようなアドバイスも必要だと思いました。
このリスクの中で、「古い精子の処理(禁欲期間が長くなる事)」に注目しました。
私達は、ただ精子を産生しているのではなく、古くなったものは分解や自己死、免疫細胞による貪食などが行われています。
その際に、沢山の活性酸素が生じるというのです。
それを防ぐために、禁欲期間を2日ぐらいとするのがベストだと石川先生はおっしゃっていました。
3日毎に性交をしつづけていく体力が求められるわけです。
お仕事をフルにして、残業もして、お付き合いもあって、それから帰宅して、睡眠不足でハイペースに性交を営む事が、はたして不妊治療を行っているご夫婦に可能でしょうか。
ここに、不妊症の根源を垣間見たように感じました。
ART(生殖補助療法)も大切ですが、毎日の疲労対策が何よりも大切です。
そして、男性の活力アップをもっともっと真剣に行えば、ひょっとしたら出生率は高まるのではないかと思いました。
女性の肉体は私達がイメージしているよりもかなり強いからです。
求められているのは「強いオス」!
フェロモンをバンバン出せるような漢方の知恵を御提案したいと思います!