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昼飯食いながら気になった

今日お昼を食べていてなんだかとっても気になった。
そのお店で飲食をされていた女性の喫煙率が100%だったのだ。
ちなみに私はタバコを止めてまる2年になる。
早いものだと思った。
以前にも2年ぐらい止めていたことがある。
こんなことを自分で言うのもなんだけど、折角タバコを止めていたのに辛いことがあってタバコに逃げて吸い始めてしまったのだ。
自虐的なところが自分にはあるのだとちょっと感じたが、心に力が湧いてきて、再び禁煙にトライ!
見事に成功している。
禁煙にはココロの力が不可欠である。
別にニコチン中毒なわけではない。
わわりの人たちとあわせることや、手持ち無沙汰なのを解消できる簡単なアイテムがタバコ、それだけだった。
すごい美味いと思うこともそう多くはなかった。
特に起きがけの一服はあんあまり美味くないな〜と思っていた。
だからすんなり禁煙できるのかもしれない。
しかし、これほど女性の愛煙家が増えていると思わなかった。
お昼ご飯を食べて仕事に戻ると体中がタバコくさくなってしまう。
こまったものだな、と思いながら仕事をしはじめるとしばらくの後に、タバコの臭いなど感じなくなる。
なぜこれほどまでに女性の愛煙家が増えてしまったのだろう。
私は「ストレス」だと思っている。
スーハースーハー煙を吸ったり吐いたりする、という仕草は気の出し入れを多くすることになる。
これは通常の呼吸とはちょっとちがう。
一種の深呼吸(タバコだと浅い呼吸だとは思うけど)だと思う。
呼吸により緊張をほぐしているのだ。
つまりそれだけストレスが多い生活環境なのだといえる。
自由というのは一見良く見えるが、実はとても難しいことばかりである。
何でも好きにしていいい、といわれても何をしたいか分からない。
それでも時は刻一刻と過ぎ去っていく。
そこから生まれる無意識の焦燥は、人をストレスの世界に引きずりこむ。
これは有無を言わせない力がある。
逆に日々恐ろしいほどの大量な何かに押し流され生きている人も多い。
情報、人、物、スケジュール、などなど、こんなに多くのものに押し流されたら、そのプレッシャーにつぶされかねない。そんな日々をスリリングに過ごしている人も、特に大都市圏にはものすごく多いと思う。
ひょとしたら自分もその一人かもしれない。
タバコをすわなくなった今、私は何で緊張をほぐしているのだろう。ストレスをどう処理しているのだろう。
それは消費かもしれないし、見聞きするものでの刺激かもしれない。
自然との関わりかもしれない。
人との関わりかもしれない。
(人との関わりは逆にストレスの種となることの方が多いだろう・・・)
最近私は、「本」にストレスをほぐす力があるのでは、と思うことがある。
仕事のための本ではなく、自分の好きな本と巡りあえたとき。
なんともいえないキモチになりませんか?
本を読むことがあまり好きではなかった私は、ここ数年は本が楽しくてたまらない。
出生率が減っている。
日本は人口も減っている。
愛煙家の増加と、ストレスの増加は、この国の出生率に多大に影響していると思う。
これは漢方を志している者からの視点であります。
隣国の成長のエネルギーを見ていると、自然増というのはそれだけで力なのでは、と思うことがある。
自然減となっている日本はこれから成熟の時代である。
30代の私たちが自由なフィールドで表現してよい時代である。
すばらしい才能が日本には沢山ある。
それを知りたいと思う。触れたいと思う。
日本のすばらしい文化に。
そのためには元気な体でなくてはならない。
白川静先生のすごさは、やはりかの御年でありながら、突き進んでいかれるあのバイタリティーにある。
だから私も好きな事ができるだけの体力を充実させていたいと思う。