GOブログ

治療方針

お薬、漢方、健康のお悩み
お気軽にご相談ください。

046-261-1380

10:00〜19:00
定休日:日曜・祝祭日

メールでのお問い合わせは
こちら»

  • Twitter
  • Facebook

漢方たなうぇぶ>GOブログ>女性に便秘や下痢が多いのと「がん」の関係

女性に便秘や下痢が多いのと「がん」の関係

そういえば便秘は女性の方がご相談が多いです。
無理に関連付けるわけではありませんが、便秘の予防をすると近年女性に増加している「大腸がん」や「肺がん」の予防につながると考えています。
平成22年度の女性部位別のがん死因は、1位・大腸がん、2位・肺がん、でありどちらも近年増加してきました。
発症している部位を漢方の臓腑、および経絡に照らし合わせてみると「肺大腸経」に相当します。
がんが検査で見つかる前から、何かしらの異変が関連する経絡に現れているはず。
漢方の知恵を予防に役立てたいと常々考えています。
発生学的に身体を管と例えると、肺大腸は内側の粘膜組織で、空気や食べ物、排泄物などと常に接する、体の外と内の境界の組織です。
常に負担が多くかかる場所なので良い状態に保つためには、短いサイクルで表面の細胞が新しく生まれ変わる事と、粘膜表面の環境整備が必要です。
細胞の生まれ変わりに必要なだけエネルギーが行き届かなくなるとがん化の確立が高くなります。
がんが増える前の状態になると、大腸であれば便秘や下痢が、肺であれば鼻炎や上気道炎、気管支炎、肺炎、になりやすくなり、どちらも粘膜から出血しやすくなります。
手の人差し指や親指、腕や肩などには肺大腸の経絡が通っているので、へバーデン結節やバネ指、肩こり、四十肩なども注意信号だと考えられます。
これらも女性に多い疾患ですね。
肺のエネルギーが低下すると、疲れやすくなり、声が小さくなり、しゃべりたくなくなり、咽を痛めやすくなり、風邪ひきやすくなり、汗をかきやすくなります。
カラオケですぐに声ガレしてしまう人は、漢方的には要注意と考えられます。
人によって現れるシグナル様々ですが、検査で異常が現れる前から様々なシグナルが現れているのです。
シグナルに応じた漢方で常々対処しておく事こそが、「がん」予防に最も必要だと考えています。
             

category:
がん
tags: