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漢方たなうぇぶ>GOブログ>体調が悪い時の便の状態

体調が悪い時の便の状態

本日の漢方カウンセリング件数は21件でした。
私はどのようなお悩みのご相談であっても必ず便の状態を確認しております。
本日ご相談をいただいた方を、便秘がちなかたと下痢がちな方に分けてみました。
便秘 (薬を使わないと3日以上出ない人) 10名
 この10名の相談内容(主な訴え)
 ・頸部痛 1名
 ・不妊症 2名
 ・腹痛 1名
 ・風邪をひいてから咳・痰・胸苦しさが続いている 1名
 ・糖尿病・高血圧・しびれ 1名
 ・月経不順 1名
 ・心臓神経症(併発パニック障害) 1名
 ・膠原病(リウマチ) 1名
 ・もともと便秘のご相談 1名
下痢 8名
 この8名の相談内容(主な訴え)
 ・膠原病 1名
 ・ドライマウス 1名
 ・副鼻腔炎・感冒 1名
 ・体力虚弱・胃腸虚弱・やせ 1名
 ・皮膚が弱く化粧品で肌が荒れやすい 胃を壊しやすい 口内炎ができやすい 1名
 ・てんかん 1名
 ・認知症(最初のご相談の際には夜中に下痢がもれる 現在は便秘がち。) 1名
 ・もともと下痢のご相談(花粉症 風邪をひきやすい) 1名
便質安定 3名
 この3名の相談内容(主な訴え)
 ・三叉神経痛 1名
 ・夜間尿・手腕のしびれ 1名
 ・健康のために棒灸 1名
注)すでに体調がよくなって予防のために再来店下さっている方もおりますので、その場合は体調が悪かった当初の便の状態としました。
このように本日のご相談の方々の便の状態を振り返ってみるだけでも一目瞭然ですが、主訴が便の不調ではないにしろ、体調を崩してご相談にご来店される方の85%に、何らかの便の不調があることが分かります。
先にお通じの状態が悪化して他にお悩みのないケースもありますが、その方も含めお通じが良くない事は体からのサインであることは間違いありません。
中国は明代の名医 張景岳の<景岳全書・十問篇>に
「一問寒熱二問汗、三問頭身四問便、五問飲食六胸腹、七聾八渇倶当辯、九問旧病十問因」とあります。
体の状態を確認するための問診法として、シンプルな極意です。
はたしてその意味を深く学び問診ができているだろうか。
いまだ漢方家としては未熟者ですので自らを律し深めていきたいと思います。
ここにも便に関する問いが当然ですがございます。
「四 問う便(二便 大小便)。」
先月より開催しております「腸活エキスパート講座」では、全国津々浦々の薬局・薬店の先生方と共に、「便」や「腸」に関して更に深く学んでいきたいと思います。
便秘なら「出せばよい」、下痢なら「止めればよい」、というその場をしのぐばかりではなく、その裏側、さらにその裏側にある、原因を考える能力を磨き、サポート法をご提案できるようなスキルとマインドを学ぶ講座です。