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漢方たなうぇぶ>GOブログ>ステロイド剤を全否定してはいけません

ステロイド剤を全否定してはいけません

アトピー性皮膚炎の人がステロイド剤の副作用を心配され自己判断で薬をやめてしまう。
喘息の人がステロイド剤の吸入薬を、しょっちゅう発作がおきているのにやめてします。
ステロイド剤という薬がもっている一般的なイメージは「副作用」。
漠然と深い意味も知らずに、それにただ脅えている人が増えています。
そもそもステロイドホルモン(コルチコイド)とはどんな物だと認識されているのでしょうか?
副腎皮質ホルモンは、
交感神経の末端だとお考えください。
少し難しい表現をしてしまいました。
もう少しわかりやすくいえば、
ガンバル時にでてくるホルモンです。
楽しいことであれ、辛いことであれ、
自らを奮い立たせて、力を生み出す際に、
このステロイドホルモンが分泌され、
エネルギーの産生量を増やし、心拍数をあげ、筋肉や脳が活動しやすい状態に体をもっていきます。
ホルモンはそれを生み出す臓器・器官にて作られている物質です。
材料も必要だし、作り出すためにエネルギーも必要です。
何もないところから、エネルギーが生み出せるはずがありません。
ココがとても重要なポイントだと思うのです!
皮膚にせよ、気管支にせよ、鼻粘膜にせよ、
そもそも自分の副腎からステロイドホルモンがしっかりと分泌していれば、
炎症などになりはしないのです。
副腎機能がもともと相当にお弱いか、
ないしはその人の身体的能力以上に他に肉体的・精神的な負担がかかり、副腎の機能のキャパーを超えてしまうと、炎症を治すことができなくなってしまうのです。
つまり、
肉体的・精神的にはすでに限界を超えているから何らかの症状が発症しているのです。
ステロイド剤はとてもよく効きます。
なので、その力に頼りきってしまい、材料の補給や臓器の疲労を軽視して、さらに無理をし続けてしまう人がほとんどなのです。
ステロイド剤にもその効力には限界があります。
見た目は炎症をおさえてくれても、
組織の修復能力の本質はその人の細胞にあります。
ステロイド剤はつかっても、
自ら細胞再生に必要な材料の補給や、
肉体的・精神的な負担を減らす生活習慣を身につけなければなりません。
ご相談におみえになるほとんどの人は、
肝心な予防や養生を軽く考えすぎています。
そしてすぐ治る薬に飛びつきます。
そんなことで、
ただステロイド剤の副作用だけに脅え、薬をやめてしまうとその反動でさらにひどい状態へと悪化してしまいます。
皮膚炎の人がよく言うせりふに、
ステロイドを使うとシミができてしまうというのがあります。
それもステロイドでなるのではなく、
細胞の再生がきちんとできずに発言してしまうのです。
私は、
ステロイドが必要な病気の方は、その時点ではステロイド剤の使用を無理に中断してはいけないと思います。それでギリギリ体の状態を維持する方向でしか対応できない人がいるからです。
ほとんどの人はステロイド剤の使用だけしかせず、
薬の力だけに頼りきっていることがいけないと思います。
ステロイドを分泌する副腎の細胞の疲労の回復に、
細胞の再生に必要な材料の補給に、
漢方薬にしても保険食品にしても、滋養強壮剤にしても、
できる限りのことを取り入れてほしいのです。
それと、
生き方や思想など人としての活動をじゅぶんに見直し、
今までとは違う新しい生き方の模索が必要だと思います。
それができるなら病気にはなっていません。
それを一人で考えるのはとっても難しいことです。
一緒に考えながら、
その人にとって何ができるかを考えることが必要なのだと思います。
ステロイドだけに限ったことではありませんが、
人というのは「グリム童話」の「フクロウ」のような思考パターンがあります。
もっとよく考えることが必要なのではないでしょうか?
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