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漢方たなうぇぶ>GOブログ>アトピー性皮膚炎 と 「黄」を発する病

アトピー性皮膚炎 と 「黄」を発する病

黄疸というと肝臓の病気、
というのが一般的。
しかし、
漢方では
「黄疸病」というカテゴリーがあって、
一概に肝臓病というものではなく、
胃腸の病であるというのが、
そもそもの考え方なのです。
最近アトピー性皮膚炎の患者さんからのご相談が
増えているのですが、
非常に症状がひどく
なかなかよくならない方も多いけれど、
私自身が諦めてしまっていけないから、
観察を自分なりに一生懸命している。
アトピー性皮膚炎の患者さんの目をよくみてみると、
とても多くの人たちが「黄色い」ことに気がついた。
特に大人のアトピー性皮膚炎の方が黄色い人が多い。
とてもお世話になっている医王堂薬局の、
トシオ先生が自らの肝炎の経験をされているときに、
めちゃくちゃ痒かった、といっていたのが
とにかく頭にこびりついていて、
「黄疸病」に頻用される処方が、
不思議とアトピー性皮膚炎の患者さんに使うことが
多くなってきた。
当然、しっかりと問診して、
中医学的にも病位を一生懸命に考える。
しかし虚実が錯雑しているうえに、
寒熱も実に錯雑していて、
これだ!というところに落ち着かせることが
アトピー性皮膚炎は本当に難しい。
虚熱が旺盛なのに、
小便が多く別に黄色くない人もいれば、
同時に腰から下がものすごく冷える人も多い。
いつからどのような症状になった、
という細かな事も不明瞭なこともおおく、
よーく
皮膚の質感や炎症の状態、
浸出液の有無や色や臭い、
舌、目、爪、唇、
髪の毛や体型、
大小便、
汗、
食欲、
味覚、
しぐさに至るまで、
とにかく観察し、
質問をする。
やはり最近気がついたのは、
白目が黄色っぽい人が多いなぁ、
とう事。
寝つきが悪い人が多いこと。
金匱要略の黄疸病によれば、
このような症状は「黄」を発している、
といえる。
皮膚病だから、
皮膚病としてだけ考えるのではなく、
古典の中に書いていることを
自分なりに解釈して、
実際に患者さんと照らし合わせて、
適合する部分があるのか、
という事を私自身が繰り返し行い、
体感していくしかない。
確かに、
成人のアトピー性皮膚炎の人には、
黄色っぽい白目の人が多い。
逆に、
お子さんの場合は、
透き通るように青い子や、
白めに黒点のある子が多い。
これがどういう意味が考えられるのか、
をこれから考えてみようと思う。
「肝」が実っしている、
「肝」が虚しているとか、
いう事は、
他の付随する症状からも分かるのだけれど、
何か関連があることがあるのかもしれない。
体は何らかのサインを発している。
それを感じることができるかが、
やはり大切だと痛感している。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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category:
皮膚病
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