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あけましておめでとうございます


春の七草の寄せ植えを
いつもご贔屓にしてくださっているお客様より
いただきました。
本当にありがとうございます。
あけましておめでとうございます。
本年は更に生薬や漢方、自然観、生体観に磨きをかけられるよう
感性と感覚をもっと覚醒できるようにありたいと思います。
経験と体験を高めるべく、
文字からも沢山の情報を収集しなくてはいけません。
それが、お体の事や、病気や症状でお悩みの方々にとって
お役にたてたら幸せな事だと思います。
今日、
ご来店されていたお客様に
お話しながら考えていたことがあります。
抗がん剤をこれだけ多用し、
放射線や重粒子線などの革新的な技術を擁して、
いったいどれほどに「がん」という病気の治癒率は
向上したのであろうか?
現代の医療のバッシングをしたいのではありません。
日夜寝ずに病気に向かって治療に
全身全霊をささげているドクターには
敬意を表して止みません。
本当にありがたいことだし、
とても多くの方々の支えによって
現代の治療が成立していることは
百も承知であります。
しかしながら、
病気をやっつけゼロにしてしまおうという医療には、
どうもピンとこないし、
机上の理論では病気は消滅しても、
体調がちっとも良くならないという方々を沢山みていると、
何が必要なのかもう一度考えたくなってしまうのです。
人は考えるのが好きな生き物なのです。
ふと思うのは、
大量の薬を使っても、
薬屋だって、医者だって、
利益がものすごく出るわけではありません。
(中には利益のあるところもあるのでしょうが・・・)
現に大中小に関わらず、
保健医療に携わる病院や薬局の経営状況は
良いとは決して言えず、
赤字経営の病院や薬局も増え
倒産するところすら現れて始めています。
今までに問題があったといえばそれまでですが・・・。
経営に問題がある場合も多々ありますが、
全ての病院や薬局がまるでウハウハに儲かっている!
という状況では現在は決してありません。
現につい先月、
当店と同じ市内にある
中規模病院が倒産しました。
保健医療というものは、
治療によってのサラリーが決まっております。
簡単な医療に対するサラリーは少なく、
難易度の高い医療は多いという仕組みです。
薬局は説明とお薬の管理に対しての報酬が決められており、
当店などは薬の仕入れ値と保険薬剤費の報酬はほぼ同額であります。
(保健医療に限ります)
そんな中でも国民の医療費は莫大な額が使われています。
技術料が削減され始めている中、
いったいその流れはどこに向かっているのでしょうか?
よーく考えなくても簡単に分かります。
抗がん剤という高額なお薬でも、
痒み止めや胃薬などの安価なお薬でも、
薬局の利益はさほど変わらないわけです。
高額なお薬でも安価なお薬でも
病院の利益もさほど大きくは変わりません。
それなら少しでも安価な薬を使っている方がよいのは
当たり前ですよね。
つまり高額なお薬を使うことで得するのは、
製薬メーカー唯一つなのであります。
特に高額なお薬、
特に高額な医療費となるのは、
難病奇病である場合がほとんどです。
一分の望みに託し、
できる医療は何でも受けたいと思う
患者さんの心理はよ〜く分かります。
しかし、
冷静になって考えて、
それで完璧に体調が良くなるのでしょうか?
病気になるまでの歴史を考える。
病気になるまでの経緯を思い出す。
樹齢数百年の大木を切り刻んで、
パッと治る薬や施術はありますか?
人の体も生身の生きたものであります。
難病奇病が発症して、
それを手品のようにパッと治す術は
あるのでしょうか?
自然に考えるならば、
巻き戻しは完璧にはできなくても、
回復するには「時間」が必要だし、
「生き方」を見直さなくてはいけません。
人にすがるのは簡単だけれど、
結局最後には自分の細胞が治すわけです。
最後は自分次第なのです。
その自分の力を少しでも自然の範疇で高める、
アシストをするという考えなのであれば、
自然のお薬は添木のようなものであります。
無理矢理な効力はありませんが、
副作用などの辛い反応は
ほとんど出ないであろうと思われます。
施術によっては、
病気の再現という現象はおこるようです。
しかし、
それがないと病状が分からないのであろうから、
自然医学の治療とは何とも酷であり、
何ともすさまじいのでありましょう。
そして医療に限界があることも十重に承知をしていなくてはなりません。
全ての病気がどんな症状であっても治る、
なんてことはありえないし、
不老不死もありえないのであろうと思われます。
(私の知っている範疇では)
病気は誰が治すものでもなく、
最後は己の持つ治癒力に由ります。
つまりは「体力」です。
数値化できぬものであり、
これこそ感覚的なものです。
こういったものを育む余裕が
現代の「親」にあたる世代には
あまりないし、
さらにその「親」にあたる世代にも
あまりなく何かに頼り補うことを良しと
してしまっている。
だから結局、
子供が病気になると親の方が不安になってしまい、
その不安を解消するために病院へいって
お医者様に治してもらいましょう、
という方向へ考えがシフトしてしまうのです。
だから、
薬を出してくれないお医者様、
なんてのはむしろ困るわけです。
なんで薬を出してくれないの?と
一般的には思うそうなのです。
私だったら、
診察してもらって
「大丈夫ですよ!」といって、
何の薬も出ないほうが、
自分の体に異常がない事がわかって
むしろ安心しますが、
巷ではそうではないようなのです。
そうお客様に教えていただき
目からウロコが落ちました。
漢方薬で捉えようのない症状があり、
適当に薬を出して症状に対して薬が合っていなければ、
確実に体調を崩すから、
リスキーな薬はなるべく使いたくありません。
(当然です)
しかし、
お客様側は「薬を出してくれない不親切な人」と
みなされてしまうわけです。
このような温度差があってはいけません。
マスコミを含む情報社会では、
物質に対する良し悪しばかりに目を奪われ、
方法や過程などの分かりにくいものには
スポットを当てられられずにいます。
表現の限界なのかもしれません。
しかし、
漢方の治療を通じ、
薬の効果があるときと
薬の効果がないときを
冷静に判断しなおしてみると、
そこには必ず答えがあるように思うのです。
これは薬でよくなるケース。
これは薬の範疇を逸脱しているケース。
薬の必要がないケース。
そんな境界線がハッキリとあることが。
「境界線」というそれは
人それぞれの精神構造から
生活環境、習慣によって、
微妙に違うため、
すべての人の「境界線」を認識することは
おそらく不可能であろうと思います。
しかし一人でも多くの「境界線」を
見極められる目を持ちたいと思う今日この頃であります。
長くなりましたが、
そのための感性をもっともっと磨く必要が
確実にあります!
私は今後のLowriderMarbo氏の動向に注目しています。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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