便秘は単なるウンチのつまりではない
毎日いろんなものを食べているのにウンチがでない(またはちょっとしか出ない)、
とおっしゃるお客様がとても多い。
確かに食物繊維の摂取量は減っているので、
便自体の大きさが小さくなっているという事も関係はあります。
しかし実際には
食べているものイコール、ウンチの量ではないのです。
食べたものは胃~小腸を通過する6時間ぐらいの間に消化され、
消化されたほとんどは吸収されています。
吸収されずに便として排泄される食物残滓(食べ物ののこりかす)は、
食べた全体量の5%にも満たないといわれております。
では便を形作っているものは何なのか?
答えは
1、一番多いのは腸の粘膜細胞の死がい(つまり垢です)
2、次に多いのは腸内細菌の死がい(生きているものも排泄されてしまう事が多い)
1、になる機構は
腸の粘膜の生まれ変わるサイクルが衰え、
場合によっては休止、
さらにひどい場合はオートファジーのように細胞自己消化によって減少している。
つまり1、を引き起こす原因は、
他の何かにエネルギーを多く消耗しているからである。
1、対応策は
粘膜にかかわらず人の細胞の分裂に必要な総合的な栄養分の補給が不可欠だし、
エネルギー消費し活動する事と
供給し静養する事の
バランスをとることが大切である。
2、の原因は腸内細菌を減少させる食生活による。
殺菌するような成分を多く摂っている可能性が示唆され、
生鮮食料品やその加工食品が腐敗しないように
長期保存するための加工が施されているもの
をよく口にしている人は要注意です。
また、腸柔毛の成長が弱々しく十分でないと、
細菌が住みやすい環境にはなれないので、
1、との兼ね合いで腸内細菌も減少することは否めない。
2、対応策はただ善玉菌をたくさん摂ればよいというものではなく、
他の治療と併用して良質な善玉菌を摂取することをお勧めしています。
もちろん最高の健腸素材を取りそろえておりますのでご相談くださいませ。