アレルギーと便秘・下痢
アレルギー性鼻炎で鼻が詰まったり、気管支喘息で気道が塞がったり、蕁麻疹で皮膚が腫れあがったりと、アレルギーが悪化すると体内の様々な管が通りにくくなります。
これはアレルゲンの侵入を最小限にしたいのと、体内に侵入したアレルゲンが体中に循環して分散するのを防ぐために起こる防衛反応の一種で、総称してアレルギー性の炎症といいます。
アレルギーがひどくなると同じような現象が腸管にて起こり便が出にくくなります。
ひどくなれば鼻水や痰がでるように、軟便や水様便にもなります。
お腹の張りも苦しくなります。
実際に花粉症がひどかったり、喘息や蕁麻疹、結膜炎、ある種のアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患が基礎疾患としてある場合、何をやっても効きにくい便秘というタイプの人が実際にいます。
そんな方々には、便秘薬による治療は不向きです。
アレルギー体質を改善するお手伝いが快便への近道です。
そもそもアレルギーになってしまうという事は、体外からアレルゲンが簡単に侵入しているということです。
アレルゲン侵入をしっかりと最小限に防ぐためには、防御壁である粘膜の新陳代謝を丈夫にするために、毎日の疲労や食生活をより良くする工夫が必要なのです。
漢方薬や良質なサプリメントを利用しながら、ライフスタイルの問題点を改善すると、早く回復してまいります。