がんの栄養療法
人間のような生態系のピラミッドの頂点に位置する生物は、
栄養素やエネルギー源の自給自足ができない
いわゆる捕食者であり消費者である。
多くのノーベル化学賞受賞者が
人工的に光合成が実現できないかを研究し
生産者への道を切り開こうとしている事からも
栄養素やエネルギー源の自給自足というのは
生命活動の根源的な問題である。
大気や大地、水源より様々な元素を同化する生き物を通じて、
私たちは細胞形成に必要な物質を食べる事によって(経口)摂取している。
私たちは「地球を食べる形に変換してくれる生き物」なしでは
生命活動を営むことはできないのである。
私たちは肉体を形成し、生命活動を営むために、
最低でも40種類以上の栄養素を
命がある限りは摂取する事が必要となります。
体内での合成にエネルギーを消耗しないためには
さらに多くの種類の栄養素が必要です。
それもただ生命活動を維持するということだけではなく
よりイキイキと活発に生きていくために、
危機的な状況や苦難を乗り越えるために、
栄養素の補給はより重要なものとなります。
私たちの体で合成することができない必須栄養素
・ビタミン
・ミネラル
・必須アミノ酸
・必須脂肪酸
効率よく補給したい栄養素
・炭水化物
(ブドウ糖のみならず広義の炭水化物 糖鎖栄養
デオキシリボースやリボースなどの五単糖などを含む)
・色素
・核酸とその構成物質
(核酸塩基「ピリミジン塩基」「プリン塩基」 や核酸を構成する五単糖)
・コラーゲン(非必須アミノ酸)