GOブログ

治療方針

お薬、漢方、健康のお悩み
お気軽にご相談ください。

046-261-1380

10:00〜19:00
定休日:日曜・祝祭日

メールでのお問い合わせは
こちら»

  • Twitter
  • Facebook

漢方たなうぇぶ>GOブログ>風邪流行っていますね

風邪流行っていますね

秋の長雨のせいか、朝夕がめっきり冷え込んできたせいか、秋が肺の弱る時期だからか、この所風邪がはやっていますね。
先日の休日診療所の当番でも、小さいお子さんの鼻・咽・咳・喘息などの風邪や、吐き下しの風邪などが流行っていました。
風邪、というとすぐにお医者さんにかかることをイメージされるかとは思いますが、私自身が漢方薬だけで風邪を治してしまいます。
そもそも、風邪は無理したり、不養生により、発病します。
なので、体力がものすごく落ちている時にはいくら治療をしても早く治るというわけにはいきません。
小さい子であれば、大人の都合でお休みの日につれまわした後や、運動会や遠足の後、のように確実に体に無理をした後に発症したり悪化したりします。
それをすぐに治そうと、症状を抑えるインスタントな治療に頼っても、結局は回復するまでに時間を要します。だったら、症状を抑えるような治療ばかりに頼らず、体力を支えながら快方へ向かわせるような漢方の治療の方が、お子さんにはよろしいのではないでしょうか。
この時期に喘息や咳や鼻水がひどくなっているお子さんは大抵、夏の間にたくさん冷たいものを飲んでいます。そのせいで胃腸は弱り、大量にとった水分が痰を形成すると漢方では考えます。
アイスクリームなどの甘いものをたくさんたべるとより痰になりやすくなります。
その負担がちょうど今時期に病気となって芽が出るわけです。
今の時期は痰をゼコゼコしながら咳をしているようなお子さんが実に多いですね。
そんなお子さんには漢方薬のほうがお体にも優しく、とてもよく効きます。
ただ効くことがよいのではなく、そうならないようなお過ごし方を知っていただくことのほうが大切であると考えています。
あとは相当にひどい症状でなければ、子供は鼻ぐらいタレるもの!と過敏に反応しすぎない事も必要かもしれませんね。しかし実際にその状況となってみると不安が多いものです。お父さん、お母さんが安心するためにも、漢方の生体観や病気の考え方を知ることは絶対にプラスになると思っています。

category:
感染症(風邪)
tags: