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風邪は命に関わる病である


MARBOさん 天波さん
ありがとうございます。
この所、風邪のご相談が多い。
たかが風邪と思うなかれ。
高熱が出るケースが多いようで、
特に小さいお子さんの場合は、
処方を考える私自身が非常にナーバスになる。
当然、どうしてよいか分からないご両親もナーバスになっている。
高熱でぐったりとしているお子さんに寄り添っている親の立場ではないが、
一緒に病気と戦っている気持ちを忘れないようにしている。
処方をミスすれば命に関わることもある。
刻一刻と体調は変化していく。
漢方処方での治療は、
変化していく体調に合わせて
処方を変えていく絶妙なタイミングが必要であり、
その見極めは困難極まりないケースも多々ある。
もともと、
流感、感冒、といった病気が、
今まで最も多くの人の命を奪ってきた病気である、
という事を忘れてはいけない。
風邪は百病の始まりである。
古代の人たちは、
初めは祈りをささげ、
容態が悪化していってもひたすらに祈りをささげているだけであった。
体が土気色になり、
手足が動かなくなり、
意識障害から、
そのまま死を迎える、
などという記述を、
古典からたくさん知ることができる。
抗生物質や解熱剤、
咳止め、鼻炎薬、
などはなんとなく風邪を治ったように錯覚させる。
しかし、
軽視したことにより、
膠原病や時として糖尿病、臓器の不全などへ発展している。
それを風邪である、とは誰も思わない。
原因不明・・・、という肩書きの難病へと発展する。
現代人は、
「死」というものに対する感覚が希薄なせいなのか、
「風邪」ぐらい、という軽視してご相談にご来店になる。
クスリ屋には本人の動向は不要、と思っている。
具合が悪くなったらお医者さんに診てもらうように、
漢方薬局には本人がこないと基本的には、
ベストマッチな処方を選ぶことはできない。
それは、皆様がご存知いただきたいことであります。
市販薬の風邪薬であれば、
それでも構わないが、
それは風邪の諸症状を抑える薬であって、
風邪を治す薬ではない。
だから、
私から進んでお勧めしたことはなく、
ご希望の方にさしあげる。
それなら、むしろ当店の近くに沢山乱立している
ドラッグストアーにぜひ行っていただきたい。
価格的にもかなり当店よりお安いであろうから。
煎じ薬で風邪の治療をご希望のマニアアックな方々に、
最適なお薬をお診たてして自家製剤をしている。
製造業である当店ならではの治療であると思っています。
煎じ薬の風邪薬を与えたら、
ぐったりして眠ってしまったとか、
汗がじわ〜っとでてきたとか、
色々な反応が出てお電話でお問い合わせをいただく事が増えてきた。
処方が体に反応している証なので、
静観していただきたい。
こういった反応が出てくるとその後に風邪が治ることが多い。
風邪の諸症状が治まったように見えても、
それですぐに治ったと判断するには時期早々であることが多々ある。
たいがいの風邪は、
真の回復に1週間弱はかかると思う。
それなのに、
すぐに親の都合で子供をつれまわしたりしては、
必ず再発を招いてしまう。
何度も風邪を引いていると、
それだけ膠原病などの難病へ移行する確率も高くなる。
風邪は百病の始まりですから、
とにかく無理は禁物!
また、
風邪をひいたら食べてはいけないといわれているものがある。
「禁生冷粘滑肉麺五辛酒酪臭悪等物」という一文が傷寒論という
古典に記載されている。
これは風邪を引いたり、
そのた様々な病気になった時に口にしないほうがよい、
といわれているものであります。
・生もの
・冷たいもの
・ネバネバドロドロしたもの
・肉
・麺
・五つの辛いもの(ネギ・ニンニク・しょうが・らっきょう・からし)
・酒
・乳製品
・臭いのきついもの
などである。
みなさんが大好きなものが多いと思います。
風邪だろうがなんだろうが食べまくっています。
つまりは、
風邪をひいたらお粥さん(ドロドロの例外)ぐらいにして、
お腹も空っぽにしなさい、という事なのであります。
これは、
犬や猫が具合が悪くなった時に、
何も食べずに、
あるときは雑草を食べて吐いて胃腸内を極力空にして、
回復までひたすらに体を休ませている、
そんな様をイメージして欲しい。
現代の当たり前は、
自然の道筋に反しているケースも多々あります。
それ以上の範疇の事を、
無理に人工の科学の力で、
ねじ伏せようをしているわけです。
その理由は、
試験や学校であったり、
仕事や遊びであったり、
体側から考えた理由ではなく、
たいがいはその人の生活面の理由であります。
大病へ発展してからでは、
どうにもなりません。
あの時休んでいれば・・・、
と後になって後悔しても遅いのです。
新しい月へ変わるまえに、
年末年始の慌しい生活へと移行する前に、
体あってのことであると、
ブレーキをかけることができたらいいな、
と思います。
それは自分自身のための言葉でもあるかもしれません。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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category:
感染症(風邪)
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