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発育の遅いお子さんが増えている

このところちょっと気になっていることがある。
発育の遅いお子さんについてのご相談が増えているように感じるからです。
これだけ栄養が豊かな時代にあって発育の遅いお子さんが多くなるはずがないのに、なんでだろうと思う。原因の考察はさておき、具体的に発育が遅いというのはどういう事かというと、乳幼児の場合は立つのが遅い、ハイハイや動作するのが遅い、髪の毛が生えるのが遅い、歯が生えるのが遅い、言葉を話すのが遅い、頭蓋骨がしっかりと閉まるのが遅い(生まれたばかりの赤ちゃんの頭蓋骨って開いてるんですよ!)、などでもう少し大きくなってくると、頭蓋骨が陥没していたり、体が軟弱で小さい、知力の発育が遅い、動作が鈍い、などがあげられます。
発育が遅いのは生命エネルギーを育み、養い、増やす、という力が弱いがためにおこる症状です。
意外とお母さんをはじめ、周りのご家族の方が気がつくのが遅くなってしまうので、治療は遅れがちになってしまいますが、漢方薬には発育の遅れにたいして、生命エネルギーである「腎精(じんせい)」というものをを増やそうという考えのお薬がございます。
薬だけでは治りませんので、食べさせるものや生活環境、ストレスなどを改善することも必ずご提案します。やたらと栄養をつけさそうと栄養が偏っていたり、子供の好みそうなものばかりを与えたりしては決して治りませんし、お父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんが過保護(何でも助ける)に、過衛生(やたらとキレイキレイ)にしすぎるのもよくありません。
今よりも将来を見越した、そんな育て方を周りの方々がきちんと理解をする必要があります。
つまり育て方の問題もたくさんあるという事です。知らなかったことを責めているのではありません。改善すればよくなることが多いという事をお伝えしたいのです。
先天的にも後天的にも弱い子は当然います。しかし、現代の栄養の豊かな時代にはそう多くいるはずはありません。つまり、現代の発育不全は、お子さんの生活環境や精神的な負担、偏った栄養、などにあると考えられます。
私は当然、漢方薬を勧めますが、それと併せて生活の中の問題点の改善を必ずアドバイスするようにしています。よーく考えてみませんか?

category:
すくすく子育て
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