痛みと自律神経は密接な関わりがあります。
漢方で考える痛みのメカニズムからしても同じ事がいえます。
「不通即痛(ふつうそくつう)」は、冷えたり、疲れたりして、血行が悪くなることで痛くなるというものです。
「不栄即痛(ふえいそくつう)」は、エネルギーや酸素が足りない所が痛くなるというものです。
自律神経の「交感神経」は、興奮により脳や骨格筋への血流量を増やそうとするため、心拍数が増え、血管が収縮します。
短期的なら血流はよくなっても、ずーっと興奮(無理)すると流す力が低下してまいります。
自律神経の「副交感神経」は、興奮により多くの内臓への血流量が増えます。
ただし、臓器の反応や血流量は、自律神経によって自動調節されており、肉体というハードを今の最適な状態にするためにベストな選択をしている事は間違いありません。
自律神経の反応は、食事や生活、仕事などの動き方で変わってきますので、自分で良くも悪くもできるわけです。
現代における痛みや痒みの多くは、副交感神経の機能が低下したことによると、先日勉強会におまねきした小林弘幸先生もおっしゃっていました。
交感神経の興奮が多く、副交感神経の機能低下に結びつく食生活に、「糖質」の問題があります。
肉体が最大限の機能を発揮するためには、上手にリラックスできるかが重要だといわれています。
プロ野球のピッチャーが、ピッチングの際にガチガチに力を入れているでしょうか。
腕がしなり、手首のスナップが効くのは、リラックスができているからであり、運動効率が最大限に発揮できています。
すごいピッチャーほど、体の力みを感じないフォームで投げています。
マラソンを走る際も、スタート前にバナナを食べる事はないそうです。
いざ走るときに、反応性低血糖になり、パフォーマンスが低下した状態でスタートを迎えなくてはなりません。
給水所で食べる場合には、すぐに利用ができるのでよいのだそうです。
筋肉の回復や、最大のエネルギー発現には、アミノ酸やビタミン、ミネラルの補給が肝心です。
BCAA(分岐鎖アミノ酸)などがスポーツ飲料に入っているのはそのためです。
果物ばっかりたべていた小さい事は、炎症が起こりやすい体質でした。
最近はほとんど食べなくなったのですが、アレルギー性鼻炎などもとってもよくなっています。
食事を気をつけるようになり、漢方薬の効き目もとてもよくなってきました。
痛みや痒みでお悩みでしたら、糖質の取り方、摂る量に、ご注意されることをお勧めします。
漢方薬や栄養補給の事も併せてご相談ください。
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