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漢方で考える「がん」などの体にできる塊のなりたち

ポリープやがん、子宮筋腫、卵巣嚢腫、肝硬変、痔核、など体の中にできる塊はなぜできるのでしょうか。その成り立ちを漢方で考えてみたいと思います。
まず最初の原因となるのがストレスです。
ストレスとは言葉にすると簡単な単語ですが、その内容はとっても多岐にわたります。
ここでいうストレスは感情の負担(内傷七情 ないしょうしちじょう)をいいます。
イライラなどが多いとそれが内臓に響くわけです。
気や血の流れを漢方で考えると、気の力で血はめぐります。その気が滞るのがストレスです。
ストレスにより気が滞りその影響で血が滞る。これが気と血の滞りにより体の中に塊ができるという仕組みです。
さらに食習慣が悪いと「食事の毒素(食積滞 しょくせきたい)」が体に多く生まれます。
ストレスに「食事の毒素」が加わると更に体の中では塊ができやすくなります。
悪い食習慣の一例を挙げてみます。
「朝は食べない。昼は節約のためちょっとしか食べずそれもファーストフードのようなものしか食べられない。夜はお腹いっぱいドカ食いしお酒も飲む。間食や晩酌はほぼ毎日する。」
これは最もよくないパターンのひとつです。
ご相談にご来店される方々に食事のことをお伺いすると、このような食習慣の方が意外と多っかたのにはビックしました。
特に若い人や男性に多い食習慣です。この状態がストレスと一緒に長く続くと、体の中で塊ができる確立は飛躍的に高まります。
ここまで考えてみると、今後更に「がん」や「子宮筋腫」などを発病される方は増える、そんな予感をさせる問題です。
ストレスと飲食の不摂生が「がん」や「ポリープ」、「筋腫」の発病の引き金だというのが漢方の考えです。
食事や生活習慣を改善する事がまず第一です!
とはいってもこれは簡単にできるものではありません。だって我々人間も生きるために食べ、食べるために生きる動物の一種だからです。食養生は食欲という本能に対抗する事だから改善はかなり難しい事です。
そこで「食事の毒素」の生成を最小限に食いとどめるために、「食事の毒素」の毒消しの漢方薬と、ストレスによって起こる気の滞りを巡らせる働きのある漢方薬を、日ごろから続けておく事をおすすめします。特に「がん」や「筋腫」などの再発を予防する際にはとても大切なことだと考えられています。
戦時中の大変なご時勢と比べると何でも好きなものが食べられる贅沢な時代なのに、なぜこんなにも難病奇病が多いのでしょうか。
漢方などの自然薬とライフスタイルの前向きな改善に、大いなるヒントがあると私は考えています。
ストレスと「食事の毒」によって生まれた塊は体力が落ちてくると成長します。すると太刀打ちできないほどの強敵となってしまう可能性を秘めています。そうなると更に体力の消耗ははげしくなります。こうなってから著効するケースはごくごくまれです。
なので特に「がん」や「筋腫」など体の中にできる塊を一度でも発病した方や、遺伝的に不安をお持ちの方には積極的に漢方薬で予防することをお勧めします。

category:
がん
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