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年が明けたら花粉症対策!

今春の体調は昨秋の体調が影響し、秋の体調は同年夏の体調が影響する。
漢方ではその前の季節と体調の影響を重要視します。
僕のイメージですが、昨年の夏は体感的に暑かった。
しかも五カ月以上の長期間に渡り暑い日が続きました。
暑さによる夏の消耗は侮れません!
必然的に汗をかく量が増えるし、ついつい冷たい物の飲食で胃腸へ負担をかけてしまいます。
お客様に尋ねてみると、夏には毎日アイス1本食べているお子さんや若者が実に多いんです!
毎日アイス、それは今では当たり前の習慣なのです!(驚き)
夏ばかりか、冬でもアイス大好きっ子が本当に多いんです!
お腹はアイスで冷え、暖房やカイロ、電気毛布、岩盤浴などで身体の外からは無理くり温める。
これでは身体のセンサーはこんがらがってしまいます!
おっと話しが広がり過ぎました・・・。
夏の消耗に話を戻します。
一般的に汗をかく事は健康に良い印象がありますが、漢方では汗を血液と同類の生命エネルギーが宿る体液「津液(しんえき)」とし、必要以上に汗をかくと生命エネルギーの類を消耗すると考えます。
つまり汗をかく度に消耗した生命エネルギーが、ボディーブローのように毎日少しずつ確実に体力を奪うのです。水分補給だけでは失われたエネルギーまでは補えません。
補足ですが、汗と同じような生命エネルギーが宿る体液が他にもあります。
・涙
・唾
・消化液
・生殖液
これらの消耗も体力を奪う事になるので覚えておきましょう!
しっかり適量を食べて栄養素が吸収され、十分な休息がとれたら体力は回復しますが、夏に冷たい物を飲食いして自ら胃腸に負担をかけ、持病や大病で体調を崩したり、引っ越し、介護、仕事、スポーツ、精神的なストレス、無理に汗を絞り出すような行為、過度な性交など、様々な消耗原因で秋に体調を崩してしまう方が実に多いのです!
風邪や咳が長引く、急なアレルギー、鼻炎、喘息、皮膚炎、自律神経失調、うつ、不眠、不安などで、昨秋は体調がすぐれなかったという方は要注意。
夏の消耗で秋の体調が悪かったのです。
秋の体調がすぐれなかった人の多くが、春の花粉症が例年以上に悪化する可能性があります。
花粉の量で花粉症がひどくなるというよりは体調の問題だというのが僕の考えです。
バリア能力と異物処理能力が著しく低下しているのです。
花粉症対策に私は漢方薬や栄養補充療法にて、バリア能力と異物処理能力の源である生命エネルギーの回復をサポートすることが重要だと考えます。
二つの力の回復ができないまま、一般的な花粉症の薬である抗アレルギー薬や、ひどい時に使うステロイド剤で花粉症治療をすると、薬が効きにくかったり、副作用が出やすくなります。
忙しく生命エネルギーが消耗している人ほどその傾向は強いので、花粉症本番の季節に入る前にしっかりと準備することをお勧めしています。
僕は一年を通してケアをし続けているので、ひどい花粉症を新薬に頼ることなく乗り切っています。

category:
花粉症
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