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漢方たなうぇぶ>GOブログ>小児の風邪

小児の風邪

このところ風邪がかなり大流行している。
神奈川県内ではインフルエンザもすでに出たと聞いている。(真相は未確認です)
先日から1歳の赤ちゃんに漢方の風邪の処方を挑戦していただいている。
私自身の弱気な一面が垣間見え、
汗がなかったのに、汗を出す処方を積極的にお奨めできなかった。
現在は3日目。
経過を観察している。
よくなって欲しい、の一心です。
毎日お母さんから克明に状況の説明をしていただいているので、本当に助かっています。
風邪の中にはゼイゼイと呼吸音がでる場合がしばしばある。
これを喘息とするのはいかがなものか。
気管支拡張剤を多用しすぎではないか?
私も小児の頃は、風邪をひくとゼイゼイヒューヒューがでていた。
いまだかつて一度も気管支拡張剤を使ったことはない。
確かに発病しているまさにその時は苦しかった。
しかし、日柄は必要も、時間経過とともに必ず治る。
病と闘うというのはこういう事だと思う。
感染症が一度発病すれば、発熱し、血流をよくするので、腫れや痛みを伴う。
咳は、肺の一生懸命に押し広げ呼吸を整えるべく、脳が自発的に行っている症状である。
それを止めても結局のところ風邪が治るわけではない。
なんでもかんでも止めることばかりをするのではなく、咳が止まるまでは体の反応を静観する努力も必要だと思う。
風邪を引いたお子さんを診ていると、早くよくなってほしい一心で、ついついいろんなものを食べさせたりしがちではないか?
欲しがるものばかり与えてはいないか?
治すときには、できるだけクスリも食べ物の減らすべきだと思う。
自然治癒力を最大限に発揮するにはそのような事が必要だと思う。
すぐに治そうとばかり考えていないか?
そもそも発病した時点で、体力は落ちているはずである。
体の回復には数日は絶対に必要だ。
効いた、効いたと、喜んでばかりいてはいけないと思う。

category:
感染症(風邪)
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