漢方はすぐには効かないというのがいつの間にか「定説」のようになってしまいました。
こればかりは、人により、年齢や経過により、気候風土により、早く良くなる場合も、なかなか良くならない場合もあるのです。
整形外科治療に1年通っても治らなかった肩の痛み。
腕を上げることもできず仕事にも趣味のゴルフにもずっと支障をきたしていたようです。
血圧も高く、仕事や食事も不規則で、いよいよ漢方を試してみたいとご来店されました。
痛みなら何でも冷えというわけではありません。
人に応じた治療がやはり大切なのです。
牛黄清心丸は、高血圧に伴う手足のしびれ、肩こり、めまい、耳鳴り、のぼせ、頭重感、動悸などを治療する漢方薬です。
どこにも「痛み」とは記されておりません。
漢方では「痛み」の原因として
・不通即痛
・不栄即痛
に大別できます。
一つは流れが悪いから痛みになる。
もう一つはエネルギーが足りなくなって痛みになる。
「牛黄清心元」は心臓や肝臓に特に良いので、その経絡が痛むような人に、回復力を高める補助薬としてご利用いただくと、とても速く痛みが和らぐことがあります。
ただし、この漢方薬がよく効くという人ほど、お身体の消耗や損傷は甚だし証拠でもあります。
効いた、効かないばかりを求めていると、この薬すらいずれ効かなくなる事態にもなりかねません。
食事や生活の見直しを中心にすることが最も大切であり、食事+ワンラックアップ策は必ずご提案しています。