厚生労働省とLINEが行った新型コロナウィルスのための全国調査には国民の2割近い2500万人が回答しました。
4日以上発熱していると答えた人が27000人にも上り、対人サービス業や営業職で平均の2倍以上、発熱の症状があるとわかりました。
今年は春分を過ぎた頃から風が強くなり、温度差も激しくなり、感染症が蔓延するのには絶好な天候になってきました。
幸い外出禁止や自粛の要請があり、接触感染の機会が減っているので、努力により感染拡大が防げているのは確かだと思います。
どのような対応を取るかの手順は構築されていて、新型コロナウィルス感染症が心配な時の手順には、「自宅で安静」か「入院」まで治療介入がないのが心配です。
PCR検査で陰性であれば従来の風邪の治療に入るようなのです。
この手順書の弱点は「医療崩壊を防ぐ事」に重きがおかれ、感染症の治療が速やかにできない点にあります。
本来、感染症はインフルエンザでもご承知のように48時間をすぎると効果のある薬すら手に負えなくなる、という時間との戦いが原則としてあります。
悠長に経過をみていては重篤化するリスクを指を加えて待っているに過ぎません。
私が薬剤師の免許を取得した頃には「インフルエンザ薬」すら存在しませんでしたが、風邪の治療は行われていました。
ベストマッチな薬ではなくても、2次感染を防ぐことや、炎症による体力損失を防ぐという目的はかなりの確立で達成できていたのではないでしょうか?
当時の医療水準であっても、かなりの症例数の重症化は防げていたのではないかと思うのです。
不要不急の外出を避けたとしても
感染症にかかってしまう事はあります
明らかに気をつけていない事で感染拡大したとしたら悔やまれますが、対人サービス業や営業職など感染症リスクが高い職種に着いている人たちは、ウィルスに感染してしまった事を責めるよりも、効果的で速やかな治療介入の必要性を訴えるべきではないでしょうか?
僕は、漢方治療の医師チームを編成したり、世の中の漢方薬局にコロナが疑われるケースの風邪治療薬の使用方法を指導した上で、感染症の疑いがある人達に積極的な供給をするべきだと考えています。
漢方薬による「風邪」治療の技量判定も必要なので、そのあたりの仕組を急ピッチで作ってみることも必要なのではないかと思います。
咳が長く続いたり、微熱が長く続いたり、鼻声が長く続いたり、喉の痛みが続いたり、胃腸の調子が優れないなど、少しだけ風邪っぽいという人たちからのご相談が多いように感じます。
私が常々お客さまにお伝えしていること
風邪は初期治療が肝心!
僕は自身が、ちょっとおかしいなというタイミングを逸すると、何週間も喉や呼吸がやられます。
風邪は初期のタイミングで治療介入できるかが、その後の予後に大きく影響します。
それは感染症という病気が、体内でのウィルス増殖と組織破壊が経時的に進行していく病気だからです。
究極的には治す薬は存在しないので、体力(治癒力・免疫力)が頼りです。
漢方の風邪薬の使い方をマスターしてほしい
当店のお客様には、各々の体質に合った漢方の風邪薬を常備していただく旨ご指導しております。
おかしいな?という瞬間に風邪の治療に動き出せるのか、で未来は大きく変わるからです。
そこで、当店では漢方薬の風邪薬の近い方をお客様にご指導し、販売もしております。
ご要望がありましたら、漢方の風邪薬使い方のZOOM講座でも開催しようかしら。
ご意見お待ちしております。