昨日は学校薬剤師をしている担当の小学校へ「薬物乱用防止啓蒙教室」を行なってきました。
麻薬や危険ドラッグ、タバコ、アルコールなどの薬物の危険性を伝える事が目的なので、この薬を使うとこうなる、という話に終始するのだけれど、それで本当に抑止力になるのかという疑問も感じました。
このカリキュラムを作成するにあたり、どのように伝えるのかを、現役の先生方とディスカッションして作成した方がよいのではないかと、つくづく思いました。
いや、芸人さんや、小説家などの、言葉や伝える事のプロに相談した方がよいのかもしれません。
2年前にも行った際には、東チモール紛争のドキュメンタリー映画を観たばかりだったので、紛争の裏に在る資金の話と薬物の話をからめてみたのだけれど、もう少し史実との整合性を図るべきと考え、今回は封印した。
伝える事・・・。
薬物なんかに目がいかないような世界を作る方が本質だな!
あらためてそう思った。
生徒や親御さんの反応がイマイチだった時のために、時間が余ったら、これからインフルエンザや花粉症などが流行る季節を迎えるので、粘膜と「おなか(腸)」の話をしようとおもって用意をしておいた。
おなかといえば、最近急増しているのが「過敏性腸症候群」。
過敏性腸症候群の人たちと接していると、アレルギー性鼻炎があり、頭痛になりやすい人が多い事を感じている。
そこで過敏性腸症候群がよくなる方法を提案できたら、結果としてアレルギー性鼻炎や頭痛なども起こりにくくできるのではないかと仮定し、そのためには身体全体の「粘膜」を丈夫にする方法がよいという道筋が僕のなかで出来上がった。
それは、僕個人の花粉症が全く出なくなったという自己体験も重なり、ご相談をいただいたお客様に丁寧にお話させていただいている。
過敏性腸症候群とは?
過敏性腸症候群とは、検査では明らかな異常がみられないのに、ストレスなどでお腹の痛みや張り、ガス、下痢、便秘などがおこり、良くなったり悪くなったりを繰返す事をいいます。
下痢型29%、便秘型24%、便秘と下痢を繰返す混合型47%などがあります。
ストレスが主な原因だといわれています。
ストレスを避ける事が出来ない人が多いので、ストレスでも悪化しにくい体を造る事が本質的な目標です。
それを「腸活」と銘打ち、日夜お悩みの方々に提案しています!
おなかの中の腸管(消化管)は、粘膜で覆われています。
腸管の長さが10メートルぐらいあるとして、その中でヒダヒダしている粘膜を広げるとテニスコート1面分にもなるそうです。
粘膜の表面を覆っている細胞は、約24時間の寿命をもち、常に生まれ変わっています。
ところが、ストレスや疲労、栄養失調などにより、細胞の生まれ変わりがスムーズにいかなくなると、常在菌の侵略や、食物と共に入ってくる様々な物によるダメージを受け、表面が荒れて炎症をおこします。
粘膜の状態が悪いのはおなかだけに限局されているのではなく、全身に及びます。
アレルギーなど炎症を起こしやすいのであれば、お腹を含めた粘膜全体の状態を改善する事が必要なのです。
きっと僕自身の花粉症が良くなっていったのは、粘膜全体が丈夫になったから。
そうだと思ってます。
おなかが弱く、アレルギーもある人は、おなかから丁寧に丈夫にしていくという、田辺の「腸活」をぜひ取り入れてください。
赤ちゃんでも、妊婦さんでも、授乳中でも、老若男女問わずご提案できる安全性の高さも、僕は魅力の一つだと思っています。
この方法を転用すれば、萎縮性胃炎や逆流性食道炎などの、粘膜や筋層のどのような疾患に対しても有用です。
組織的にみれば「血管」の修復も同じだといえます。
つまりは「腸活」は、沢山の人達の、様々なお悩みに対してコミットできる「健康マネージメント法」なのです。
田辺薬局 年末年始の営業のご案内
12月30日(土)〜1月4日(木)
上記期間をお休みさせていただきます。
ご相談ください
・風邪を引いたら田辺の漢方と免疫アップ剤
・飲み食いで疲れた肝臓に 田辺の漢方
・年越しで太ったら 田辺のダイエット
・腸活で健康イキイキライフを!
2018年の5月に
ゼロから学ぶ「ホリスティックママになるための学校」が新宿で開校します。
「お薬」の授業を僕が担当します!
薬を使うことを生業にしている僕自身が、どのようにお薬の力に助けてもらっているのか、その安心な使い方をについてお伝えしたいと思います。
薬を使う立場だからこそ、自分にも家族にも、安心して使っているのはどんなものなのか。
急に具合が悪くなった時と、日頃の予防(本当はここを一番大切にして欲しいと思っています!)にどんな事を自分や家族に行っているのか。
理由があるから使うし、理にかなってなかったら例え承認されている薬でも用いる事はありません。
西洋医学の薬であろうが、自然医学の薬であろうが、自然の摂理(東洋医学の宇宙観!)という僕の基準(ものさし)でとらえた世界を、みなさまに学んでいただこうとプログラムを用意しました。
無料体験講座が来年より始まります!
私の出番は
平成30年1月18日(木) 10~12時
演題 知って安心 「子どもの風邪とおくすり」
サブテーマは「ママは家庭の治療家さん」
漢方の視点でみると、体の変化を感じられるようになります。
ママさんにその秘訣を少しずつお伝えします!
時間があれば、ママさんの元気やキレイの漢方話ができたらと思っています(^^)
会場は 港区の会場 決定次第ご案内 とのことです。
お申込みはこちら(こくちーず)
http://www.kokuchpro.com/event/4078fe60b232ea9cf444f67f79119dbb/
僕が受け持つ「お薬」のお話以外にも色々な事が学べます。
どんな事が学べるの?
平成30年 無料授業体験講座
1月18日(木)午前 薬剤師 (お薬の上手な使い方)
2月15日(木)午前の部 ホメオパシー療法家 (潜在意識)
2月15日(木)午後の部 アロマセラピスト (アロマセラピー講座)
3月15日(木)午前の部 ホメオパシー療法家 (ホメオパシー講座)
3月15日(木)午後の部 自然栄養療法家 (自然栄養療法)