2020年も半分の6月を迎えました
今年の病の傾向をおさらいしておきましょう!
昨年の11月にお客様へお送りしている私の手作り健康かわらばん「Tanavex vol.63」に記した内容です。
古代の人達は、暦や天文学、気象の観察などを通して、天と地と人の関係を体系立てて理論化しました。
それを用いて、毎年の気候や病気の傾向、その年の天候などを予測し、国家の運営や医療に役立てていたのです。
歴史の風雪に耐え、現代にいたるまで伝わってきたこのような学問。
医療人なら学んでおいて損はありませんよ!
内容を今、読み返してみるとその予測精度に驚愕します!
2020年の傾向は、「肺」、「乾燥」、「下半身の冷え」、「卒中」、「腫れ物」、「伝染」、「転移」がキーワードです。
今年は涼しさが強い、秋風のような「金」の特徴があり、ちぢめ殺す、しぼみ落ちる、下半身が冷えるのが特徴であり、
病の傾向は、咳が出る病気が多く、呼吸が荒く、声がしわがれたり、胸が一杯につまりふさがったり、卒死や、腫れ物が次から次へ、伝染して死亡するなどとなります。
病の傾向
・風寒の邪
・呼吸器系 咽頭炎 副鼻腔炎 気管支炎 肺炎
・腫瘍や化膿(おできやにきび) 血栓など
・卒中 前兆症状は目眩(めまい)や耳鳴り しびれ 痛み 肩こり 頭重など
・伝染や転移 感染症 腫瘍の転移など
「運気論七篇」とは
運気論七篇は古くは「黄帝内経 素問」の66〜74篇までにまとめられている内容といわれていますが、もともとこの「内経」にしるされていたものではないと云われています。
唐代の王冰という方が、「次注素問」を記した際に加えたというのが考証学での見解だといわれています。
この七篇、66天元紀大論、67五運行大論、68六微旨大論、69気交変大論、70五常政大論、71六元正紀大論、74至真要大論であり、一般には七篇大論と呼ばれています。
運気が関係する範囲はとても広く、太一から三才にいたる「天地人」のことが内包され、陰陽五行を応用し、四時六気のさまざまな変化が深く考察追求されています。
古代の人の観察と叡智が結集されており、無限の応用が可能です。
だからこそ、運気を知らないで医術を使うものは、失敗なきことをいかに望もうとも、その望みはかなえられるものではないと云われています。
この深い哲理は、私のような浅学者が使いこなせるものではありませんが、つねづね研究することが必要だと考えております。
運気七篇を参考に、暦からその年の天候や、人の感情や行動の傾向、病気の傾向などを予測しておくようにしています。
南雲先生も登壇される「乳がんのセミナー」に私も登壇することになりました
オンラインの遠隔受講もできる「乳がんのセミナー」。
講師はかの南雲先生です。
私も微力ながら登壇いたします。
6月28日(日)14:00〜16:30
https://www.kokuchpro.com/event/3096314a49dbb8a04aaa52f899d24116/
残席残りわずか!オンライン受講も可能です。
この機会にぜひご参加ください。