外痔核や裂肛からの出血もあれば、内痔核からの出血もある。
潰瘍性大腸炎やクローン病、大腸憩室、ガンなど粘膜や病巣部からの出血もある。
ひどい場合は十二指腸や胃からの出血も便に出る。
貧血であっても出血傾向に陥ることがある。
目視による出血の確認ができないものに関しては、
古の時代では把握することができなかったけれど、
現在では検査で調べる事ができるので
体の状態が散々に悪化した後からの治療ではなく、
比較的早期からの治療が開始できるのはとても良い事!
排便出血や血便が分かった時点で、できるだけお早めにご相談してほしいものです。
出血してしまう根本的な原因は、
体内と体外を隔てている壁である
胃腸の粘膜の細胞の新生と成長のターンオーバー機能が著しく低下した事に因ります。
粘膜細胞は数日の寿命で生まれ変わり、
内側の層からどんどん新しい細胞が生まれてくる状態を保つ事ができて
初めて体の外側と内側をしっかりと隔てる壁となれます。
その壁は、
内側から元気な細胞が生まれ続けなければ良い状態を保つ事ができません。
体力を著しく低下させる何らかの要因によって、
粘膜細胞の生まれ変わりが上手くいかなかくなると、
次第に粘膜にひび割れや隙間がおおくなり、
やがて内側から血液が漏れ出してしまうのです。
粘膜からの出血は肛門の切痔のようにパックリと切れるという感じではないけれど、
じわじわと血液が染み出てきてしまいます。
ひどくなれば粘膜細胞の異常形成によりびらん状に火傷したような感じになって出血します。
これは胃腸だけの問題ではなく
粘膜を新生しつづけるだけのエネルギーが足りなくなっている証拠です。
出血が分かった時点で十分な安静と
病巣部の回復に必要な滋養が
治療の第一となるのです。
精神状態や、日々のお過ごし方の中に、
体調を崩している原因がなにかしら潜んでいます。
生活を見直す事はなによりも大切です。
漢方や栄養療法は病巣部の回復を高めるお手伝いに専念します。
それがとても効果的なのは言うまでもありません。
つまり難病治療に最も重要で有効な治療法でもあるのです。
細胞を育て正常化する事が!
排便出血 血便
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