今日お客様から、宿泊して軽断食をするというツアーに参加された体験を聞かせていただいた。
それも、今日そのツアーからお帰りになられたその帰り道に当店によっていただいたのです。
以前から漢方薬をお作りしているお客様なのですが、とてもお体がスッキリされていて、環境のよさと、良い食生活を送られてきた成果が明らかに出ているのです!
帰りにお立ち寄りいただいたのもうれしかったのですが、お体に現れた変化など詳細を教えていただき、とっても勉強になりました。
たまたま、先日発送したお手紙に「プチ断食」について書いたのですが、その大切さが改めて分かりました。
話は変わりますが、
漢方が発展していく歴史を考えてみると、数千年前のその当時の方々の食生活におけるその当時の治療法・治療技術が漢方なのであろうと思われます。
その時代の生活状況によって、治療法や処方もずいぶんと変わってきています。
つまり、現代社会の生活習慣に、そのままそっくりと置き換えて、昔の考えだけで治療をしていくことは難しいのではと思うのです。
だから漢方薬をより効果的にするためには、おそらく食事療法が不可欠なのではないかと思います。
それができれば、かなり漢方の効果を高めることができるのでは、と思うことがあります。
傷寒論という書の、風邪の治し方の一節に、風邪を引いた際の食事の事が書いてある。
風邪をひいたらどのようなものを食べればよいか、どのようなものを避けるべきか、がきちんとしるしてある。漢方のすばらしさを垣間見ることができます。
そこまで事細かにかいてある医学書は他にはないそうです。
慢性病においても、食生活というのがとても大切で、実際は食生活を改善するだけである程度よくなってしまう病気がたくさんあるのかもしれない。
実際に食事療法のご指導を中心にされていて、多くの難病の方々の体調がよくなっている、という相談薬局の先生も実際数多く存在する。
何がベストかではなく、ベターな方法を模索しくと、必ず食養生という問題に突き当たる。
実に深い問題だなぁ、と思う。
食事の大切さ
- category:
- 医食同源
- tags: