今日は、妊娠7か月のお孫さんが「逆子」だというおばあちゃまとお話しました。
おばあちゃまがお子さんを生むころには、逆子を治してくれる先生（産婆さん）がいたそうです。
おばあちゃまが子産み子育てをする世代だったころ、
目上の人たちからは「妊娠中はしっかりと働くように！」と言われたそうです。
逆子になるのは、働きがたらない証拠だと。
休んでばかりいると逆子になるのだ、と大人たちからきつくいわれていたそうです。
なので、妊娠中も家事や畑に精を出していたそうです。
その甲斐あって、安産になるのです。
現代では計画出産が多く、陣痛促進剤などを利用しますと、産む力も薬まかせになってしまいます。
３から５時間での出産の時間も、10時間以上、なかには20時間以上もかかり、母子ともに危険なケースも増えています。
妊娠年齢や、妊娠中の体調なども含めて、無理をさせてはいけない場面も多々あります。
しかし、女性の産む力、子供の生まれてくる力、その力を伸ばそうとする方法を、果たして周産期の女性にしっかりとお伝えしているのでしょうか。
お腹がとっても大きくなってから取り組むより、妊娠初期から、できるなら妊娠する前から、できる事がきっとあります。
逆子の女性を、働きが足りないといっているのではありません。
ひょっとしたら、努力次第で逆子がクルんと動いて良くなるかもしれません。
体を使う事。
お灸をしてもよいでしょう。
漢方薬で「安胎」のためにできるものを取り入れてもよいでしょう。
体に備わる力は、まだまだそんなものではありません。
未来を切り開く力が私たちには備わっているのですから！

ちなみに、イルカは尾びれから生まれるので、人でいえば逆子の状態ですが、それが正常です。
もし頭から生まれると、深い海の方へ泳いで行ってしまう可能性が高く、呼吸のために海面に上がるまでに息がつづかない危険性が高くなるからだそうです。
哺乳類でも、陸上と水中では違うのですね。
牛などの四足歩行動物でも、近年逆子が増えてきているという事もWEBでは色々と記事になっていたり、もともと逆子はいるというご意見もあったりと、これが正しいというこは言えないようです。
人に関しては妊婦さんの体調や体力を注視しながら、自然のなせる技を最大限に引き出すことがミッションです。
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