踵(かかと)の痛み、尾てい骨の痛みのご相談が相次いだ。
先日、勉強会でたまたま踵の痛みの話をしていた矢先なのでビックリした。
骨折やヒビによるもの以外の原因不明の踵や尾てい骨の痛みはおそらく漢方でしか発病原因を考えられないのではないだろうか。
踵や尾てい骨の痛みは漢方でいうところの五臓六腑の「腎」に負担がかかったり弱ったりすると出る症状なのだ。
検査で腎機能に異常が出なくたって発症する。
私は体が発する注意信号だと思っている。
「腎」が弱っているから体を休ませるように!って言っているんだと思う。
だけど、仕事や子育てや学校や、なんだかんだといってやることはあって、なかなか休んでいられないっていう方が多い。
「腎」は漢方の考え方では「五臓六腑の母」であり命の火が宿る臓器だと考える。
つまり「腎」の機能低下は「生命力」がすり減っているといっても過言ではない。
そんな時だから、ひょっとしたら大けがや大病となる可能性もある。すでに大病なのかも知れない。大病を患った後に弱っているのかもしれない。理由はともあれ「腎」の機能低下なのだから本当に心配な症状だ。
この書き込みをしていたらなんだか踵が痛いような気がしてきた・・・。すぐに「腎」を助ける漢方薬「補腎薬」を飲むとしよう。
踵や尾てい骨が痛いという方は無理は禁物です。そして「腎」はそう簡単に元気になるって感じの臓器でもないので漢方薬で助けてあげていただきたい。長引けば長引くだけよくなものですから。
踵の痛み 尾てい骨の痛み
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