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漢方たなうぇぶ>GOブログ>萎縮病・老化病・痛みの原因はカタボ

萎縮病・老化病・痛みの原因はカタボ

70歳を過ぎて田辺薬局に相談に来る方のうち、体重が減少していると、痛み、胃腸障害、排便排尿障害、精神疾患、認知機能の低下、循環器疾患、呼吸器疾患、がん、など多くの主訴が回復困難となる場合が多いです。

若い人も同様です。

体重が増えず悩み、体重減少していくと、女性なら婦人科疾患、自律神経疾患、胃腸障害、痛みなど、回復困難なケースが多いです。

栄養が身に付くことをメタボリズム(同化作用)といいます。

太ることをメタボリックと言いますが、実は元気な証拠です。

 

逆に体の筋肉や骨が 分解されることをカタボリズム(異化作用)といいます。

 

低栄養状態でのトレーニングやオーバーワークはカタボリズム(異化作用)が進行してしまうのです。

 

病的な痩せ方は、骨や 筋肉、血管、臓器、皮膚など大切なものが減り萎縮します。

 

70歳からの関節痛・筋肉痛・神経痛の原因はカタボリズムです。

カタボリズム(異化作用)が進行して筋力が弱ることを「サルコペニア」といいます。

 

カタボリズム(異化作用)が進行する原因は、人それぞれの原因があります。

心因的な事かもしれません。

加齢によるものかもしれません。

元来の胃腸虚弱かもしれません。

 

栄養失調の改善が回復への鍵を握っています。

なので栄養療法が治療のベースとなるのです。

 

すでに、消化されているタンパク質である「ペプチド」や「アミノ酸」を補給する。

ゆっくり消化される「タンパク質」も補給する。

微量元素やミネラル、ビタミンも、補給する。

生理学的に代謝に有用な特殊な栄養も補給する。

 

栄養療法に併せて行わなければ運動も漢方薬も、結局はカタボリズムを進ませることになりかねません。

 

栄養がない状態で無理をすると、体内で筋肉を分解して栄養を作り、修復が必要なところへ融通を始めてしまうのです。

もともと正常だったのに、分解された筋肉などが障害を受けて痛みを引き起こします。

それが体を破壊する病気へのカタボリズム(異化作用)の始まりです。

 

メタボリズムとカタボリズムのバランスを整えて健康な状態を維持するためには

十分な栄養を摂る事(食べる事)がどれほど大切なのかがおわかりいただけると思います。

 

まさに医食同源!