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腸活 クスリによる感染症リスク 体の痛みが治らない人へ

腸活講座では 腸内の菌の多様性が大切だというお話をよくする。

多様性が強さと安定を造るのです!

 

雑木林(森)の強さと同じです。

 

先日、戸隠神社の奥宮に行ってきました!

奥宮のお社のうしろに広がる森です。

豪雪地帯ならではの豊富な湧き水が、滝となって流れていました。

20170521戸隠神社奥宮の森

すばらしい森ですね!

 

私たちには体内の自然環境の秩序を保つシステムが備わっていて、

それが最適であって初めて体調も安定する。

これは、そのバランスを乱す原因の一つのお話です。

 

難病治療中の方への医療関係者から多いアドバイスの一つ。

「感染症にならないように気をつけてください」

 

感染症にならないように気を付けた方が良いのは間違いありません!

しかし、これはなかなか簡単な事ではないのです。

 

結核患者数が近年増えています。

N95マスクの着用をしている病院まで出ているほどであります。

気を付けているけれど増えているのです!

 

十分にきをつけていきましょう!

 

私たちの体には様々な感染症バリアが存在します。

 

粘膜。
免疫細胞。

 

しかし、
もっと強力なバリアがあります。

 

それが、「胃酸」です。

 

空気による細菌やウィルスの感染も心配ですが、

食べ物と一緒に体内に入ってくる細菌やウィルスも実はとても多いのです。

 

薬剤師だからこそ心配なのは

強力に胃酸を抑える胃薬があまりに安易に使われているという事です。

 

しかも薬の服用にセットとして使う胃薬として安易に用いられる節があります。

さまざまな薬が胃に負担をかけるのはしようがありません。

それを胃酸を抑える薬で対処するのは筋が違うように思えてならない、と考えるのは私だけでしょうか。

 

薬による胃腸障害に対して胃薬を使うなら、

粘膜修復に効果のあるものにしておいた方がよいのではと思うのです。

例えば「マーズレン」。

 

この薬剤は、

成分のほとんどがLグルタミンというアミノ酸です。

粘膜上皮細胞が直接利用できるアミノ酸です。

アズレンスルホン酸ナトリウム水和物という抗炎症成分も微量に配合されています。

最近はほとんど利用されなくなりましたが、安価でいいお薬です!

 

同じように利用されている薬があります。

上気道粘膜の炎症で「痰」がでる時に

ムコダイン(カルボシステイン これもアミノ酸)で粘膜上皮細胞が修復されるのと同じ要領です。

痰を直接抑えるのではなく、細菌やウィルスで破壊された上気道粘膜上皮の細胞が修復されたから痰が出なくなった、という事なのです。

飲んだからすぐに痰が切れるというものではないわけです。

 

こういう薬は、無理矢理効果を出そうとしていないので、その人に備わる回復力をサポートする視点は、漢方や栄養療法に近いと思うのです。

 

それに対して、強力に胃酸分泌を抑える薬を安易に中長期的に用いたらどういう事が起こるでしょうか?

長期間に渡り、胃酸という殺菌バリアが弱まります。

 

その影響はじわりじわりと体をむしばんでいきます。

小腸へ流入してくる細菌やウィルスなどの病原微生物の量が増えるわけです。

 

小腸粘膜や肝臓への細菌感染リスクが増大します。

小生の拙いブログ「GOぶろぐ」

腸活とダイエット 食べてないのに太る

小腸細菌異常増殖症候群

について書きましたが、

https://tanaweb.co.jp/cmswp/go/?p=2002

これを悪化させている一つの要因が

胃酸分泌の低下であり、

胃酸分泌が低下する原因の一つが

漫然と投与されている胃酸分泌抑制剤や胃酸中和剤なのです。

H2ブロッカー

プロトンポンプインヒビター

マグネシウム製剤やアルミニウム製剤

など。

加齢により胃酸の分泌はただでさえ低下していきます。

 

大切なのは、胃酸の分泌を抑える事ではありません。

胃酸が出ても大丈夫な、防御因子である粘液をじっかりと分泌できる粘膜上皮細胞を作ることであり、むしろ消化液はしっかりと分泌されるべきなのです。

 

細菌感染を防ぐために

手洗いうがい、マスクをはじめ、さまざまな抗菌グッズが世に出ております。

一生懸命に抗菌している人で、

もし胃薬を長期間服用されているとしたら、

飲んでいる胃薬の内容をもう一度確認して、

リスクの少ないものへと変える事や、

胃薬をそもそも使い過ぎないようにご注意される方が先決です。

 

なぜ胃薬の事を書こうと思ったのかというと、

リウマチなど体が痛いとお困りの人で、そもそも胃腸がご丈夫ではない人が大勢いるのですが、

ダメ押しするかのように長期間、胃酸を抑える薬を使っている人が多いように思いのです。

 

リウマチにはメトトレキサートなどの免疫抑制剤がよく利用されます。

炎症を抑える薬もよく使われます。

胃への負担が多いので、胃薬を処方したくなる気持ちはよく分かります。

 

免疫を抑制するわけですから、

ただでさえ感染症によって痛みが悪化しやすい状況に陥ってしまいます。

 

リウマチ患者さんが、天候の影響で痛みが増悪するとよくおっしゃいますが、これこそが漢方で考えると感染症の延長線上にある症状です。

 

メトトレキサートの副作用対策に葉酸製剤が処方になります。

そこで胃酸分泌を抑制しつづけます。

葉酸補給でマスキング(隠れる)のがビタミンB12欠乏症です。

こんなことでは、リウマチに因る関節破壊だけでなく、神経細胞の障害による神経痛をも発現しかねません。

 

胃は内因子の働きでビタミンB12の吸収にも重要な臓器です。

胃酸のおかげで、タンパク質やミネラルが吸収のよい形になります。

 

胃酸を悪ものにしないで、

胃酸が出ても大丈夫な胃を造るための努力をしてください!

その知恵は、漢方や栄養療法にたくさんありますから。

 

第10回「今日は泣いてもいい日」

5月28日(日)には、かっこちゃんこと山元加津子さんをお招きしての講演会と、かっこちゃん初監督作品「銀河の雫」上映会を行います。
この映画を観て、「はじまりはひとつ」という言葉が腑に落ち、お客様と一緒に命の尊さを考える時、僕なりの「はじまりはひとつ」のお話をします。
最近ではご来店くださったお客様に、僕なりの「はじまりはひとつ」についてお手紙に書いて出したりしています。
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