ここ数年、漢方を不妊治療に取り入れようとご希望される方々からご相談をうけることが多くなってきた。
漢方では女性の体に自然なリズムを整える「周期療法」など、ここ数年で注目されている事が多くなってきたらであろう。
現代の不妊治療は技術的には一昔前には考えられないような進歩を遂げています。
ですが、体外受精をして受精卵を作る技術はあっても、それを戻す女性のお体にその卵を育て上げるだけの力が本当にあるのでしょうか?
高度先進医療を受けても、それを受ける体がしっかりとしなければ失敗を繰り返してしまうだけなのではないでしょうか?そうして時間だけが過ぎてしまったという方々から多くご相談を受けています。
無事に妊娠することができる、無事に出産することができる、それだけの状態のお体を作り上げていくことが必要なのではないでしょうか。
そのためには、漢方の自然観や生体観、食事の考え方、などがとても役に立つのです。
その取り組みをすることで自然妊娠をする可能性だって高くなるし、人工授精をする際にも成功率は高くなるってものなのではないでしょうか。
本来月経期はこうあるべき、月経血の状態はこうあるべき、低温期の体調はこうあるべき、おりものはどのような状態であるべき、高温期はこうあるべき、といったそれぞれの状態でこうあるべきというものを知ることが必要なのではないでしょうか。そしてそれに近づくべくお過ごしいただくことが大切なのではないでしょうか。よい状態に近づくために漢方を利用していただきたいと私は考えております。
このような基本的なところを無視して、ただ不安をもち、ただ漠然と不妊治療を受けていては、時間ばかりが過ぎていき、後々になって後悔してしまいます。
まさに急がは回れ!ですね。
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現代の不妊症治療で見落とされている大切なこと
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