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潜血反応 陽性(+)となったが経過観察の人へ

尿や大便の検査で潜血反応が陽性(+)であっても、
これといった治療はせず経過をみているケースが多いようです。
重篤な疾患が見つかるケースもあるので、
医師の指導のもと検査を行って下さい。
詳しく検査をしたけれど、
それでも特に異常が見つからないケースはとても多いものです。
微量な出血の事を漢方では「衄(じく)」といい、
少量の鼻血や、
歯磨きの際に歯茎からでる出血、
おりものに混ざる不正出血などと同類だと考えます。
「衄」は慢性的に体力が消耗している「虚証」特有の症状の一つで、
体調を崩す前兆ともいえます。
女性は月経や妊娠、出産、授乳など「血の道」の消耗から、
漢方でいうところの「血虚(けっきょ)」や「陰虚(いんきょ)」へと発展します。
消耗状態がある一線を超えると、
体表面を覆っている皮膚や粘膜の細胞を十分に養う事ができなくなり、
新しく生まれてくる細胞の数が減ると、
体表面に隙間が生じ、やがて出血するのです。
体の表面に起きている事は体の内部でも起きています。
「血虚」であれば、
貧血やめまい、
動悸、不眠、便秘などに始まり、
お肌の乾燥やくすみ、
唇の荒れ、爪が割れやすい、
関節痛、神経痛、筋肉がつる、
首や肩のこり、頭痛、冷え、
イライラなどの自覚症状が現れます。
さらに悪化して「陰虚」となると、
更年期障害や皮膚病、
ポリープや癌、
胃腸病、膠原病、
うつ病などの難病へと発展しやすくなります。
「陰虚」は
脳卒中や心筋梗塞などの中気(卒中)や、
熱中症のリスクが高くなる基礎疾患です。
元気だからといって楽観視はできません。
「補法」という漢方治療で、十分に予防する事が大切です。
実は僕自身が、
小さいころから鼻血を出しやすく、
30代になってから歯茎からの出血もしやすくなりました。
「衄」よりも出血量が多いので、
体の状態としては「要注意!」の状態なのだと自覚しています。
これといって不調があるわけではありませんが、
冷静に考えてみると10~20年前からの不摂生が出ているのだと
実感しています。
頑張らなきゃいけない事であれ、
楽しい事であれ、
辛い事であれ、
どんな事でも活動量や思索量が過大になると、
肉体・精神ともに疲弊してゆきます。
回復に十分な休養がないまま走り続けたら、
人間という再生力の高い細胞組織をもってしても、
限界に達し何らかの病気や不調に悩まされることになります。
活動エネルギーを無尽蔵に使ってしまう事のないように、
ほどほどに摂生をしながら生きたいところですが、
人の我欲とはこれほどにもすさまじいエネルギーの消耗となるのだと
考える今日この頃です。
自分の力で制御ができない「止められないタイプ」の人には、
漢方薬・生薬・保健食品などを十分に補給しながら生きる
という方法があることを知ってほしいと思います。
血圧やコレステロール、血糖値などの、
枝葉の数値を薬物でコントロールするだけでは、
肉体の状態を本当の意味で良く保つ事は困難だからです。                 
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