年内の営業は12月29日(火)をもって終了となります。
新年は1月7日(木)からの営業となります。
新型のコロナウィルスが世界を一変しました。
100年に一度ともいわれる新種のウィルスパンデミック。
経験したことがある人がいないのだから、どうしていいか分からないですよね。
そんな中、コロナ対応の医療がキャパの限界目前だと言われています。
漢方発展の歴史は感染症への挑戦なのだという事を知っている人はあまりいません。
漢方薬といえば長く飲まないと効かない自然派のお薬というのが一般的なイメージでしょう。
実際の漢方薬は、とても切れ味が鋭い、即効性も十分に兼ね備えたものだと私は感じています。
僕の持論ですが、
2000年以上前の感染症との戦いは、
戦うステージにおいても圧倒的に感染症が有利な状況でした。
・環境の衛生状態は最悪(飲水・汚水・下水・暑さ寒さをしのぐ衣服や住環境・舗装路など)
・食品の衛生状態も最悪(冷蔵・輸送・腐敗・寄生虫など)
絶対的不利な状況においても鍛え上げられ数千年の使用実績によって、効果のある方法がしぼられて現代に至るのです。数十年〜数百年というレベルを超越しています。
何が言いたいのかというと、漢方薬はすごい!ということです。
現代はテクノロジーの進歩によってかなり衛生的な環境が築き上げられました。
感染症圧倒的有利な環境から、医療や人間に有利な環境になってきたのです。
漢方の真価が発揮できる環境が整ってきたのです。
現代の医学と最も異なる点は、原因ウィルスによって治療方法が変わるのではなく、患者さんの体に現れている症状’(兆候・バイタルサイン)によって使う薬が変わるのです。
「対病医療」(西洋医学・ミクロ・具体)と「対人医療」(漢方・マクロ・抽象)と私は表現していますが、治療のアプローチが逆なのです。
感染症治療は「漢方」による介入をすることがスタンダードになるといいな、と思っています。
実際に私は風邪をひいても、漢方薬以外を飲んだことがありません。
それは小さい頃から、漢方薬局を営む我が家では風邪薬は漢方薬というのが当たり前だったのです。
小児喘息も良くなり(寛解)、中学生の頃から一度も発作はでていません。
来年も漢方の素晴らしさを伝えていきたいと思います。
来年は4月から大学院に通うことになりました。
(それに伴い営業や相談のスタイル、時間などを3月から変更する予定でおります。)
新しい事にチャレンジをして、自分をさらに磨いていこうと思います!