1918年に世界的に大流行したスペイン風邪はインフルエンザの一種で、現在世界各地に広がっている鳥インフルエンザウィルス「H5N1型」に似た性質を持つといわれています。
きわめて強い毒性のため米疾病対策センター(CDC)でも、安全面を重視して研究機関や、ワクチン開発などの機関には、これと同じ型のウィルスの提供はしない方針を打ち出しています。
アジアを中心に、ニワトリなどで流行している鳥インフルエンザウィルスは、鳥から人へウィルスがうつることがあります。
世界保健機関(WHO)によると、2003年から現在までに、ベトナムなど東南アジア4カ国ですでに125人が発病し、64人が死亡している。死亡率はじつに5割。
確認されているものなので、実際にはもっと多い可能性が高い。
先日の日経新聞にも載っていたのだけれど、
この鳥インフルエンザウィルスの高い致死率には、体内の免疫が暴走してしまうことが関連している、ということが言われ始めた。
ウィルスが体内に侵入することをきかっけに、本来は病気を治すために働く免疫システムが「暴走」してしまうというのだ。
10日に香港大学が国際的な医学誌「レスピラントリー・リサーチ」に発表した研究によると、死亡した患者の肺組織を調べたところ、免疫細胞が分泌するサイトカインとう物質の量が通常のインフルエンザ感染患者に比べ異常に多いというのだ。
「サイトカイン・ストーム」と呼ばれる免疫システムの暴走現象で、肺など多くの臓器がうまく働かなくなるとのこと。
これは免疫細胞が活発な若い人でも、免疫も元気なだけに、暴走も活発となる事が予想され、通常は健康で命を落とさないような若い人であっても、免疫系の暴走によって命を落とす可能性が高い、と考えられています。
本当にうかうかしてられないと思いました。
風邪は百病の始まり・・・。
年末年始の忙しい時期や、受験など、何かと人との接触が多くなる季節だけに実に心配です。
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新型インフルエンザ 続報 死亡率5割!
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