ゴールデンウィーク中のお休みの案内です
4月29日(日)~5月6日(日)の期間中をお休みします。
近頃増えている「痛み」のご相談
4月17日(火)からの「土用」の前後から、ギックリ関節痛(腰、股関節、首、肩など)が悪化されたというご相談が立て続けにあり、ギックリ関節の漢方薬をご用意させていただきました。
急に気圧が下がり風雨が強くなったり、うたた寝して冷えたりすると、痛みが悪化する人が増える事を古代の人たちは経験的に分かっていました。
中国医学・漢方では気候の影響で体調が悪化する事を「外感」といい、六つの要素(六気)があると考えました。
「風・寒・湿・暑・燥・火」
特に「痛み」「ひきつり」を悪化させる要素が、
「風・寒・湿」
の3つの要素で、
それぞれが単独で痛みを引き起こしたり、
場合によっては複合して(最悪3つの要素が全て)体に影響し痛みを引き起こします。
痛みの原因となると「六気」は「六淫の邪」に変わります。
それぞれに応じた治療法が確立されています。
痛みの原因と種類が違うという概念は漢方特有のもので、どの痛みでも同じ方法で治療する現代の鎮痛薬とは一線を画します。
関東では4月14日(土)未明から15日(日)午前中にかけて風雨が甚だしかったのですが、気圧の変化はその時間の1~2日前から徐々に低くなりつつあったわけです。
早い人では2日前からすでに痛みの前兆症状があったといいます。
前兆症状を感じた人は、できるだけ早い時点で「祛邪(きょじゃ)」の漢方薬を初めておくと、ギックリにまで発展する事を防ぐことができる確率をかなり上げる事ができますので、早目の治療をおすすめしています。
天候の変化で体調が崩れてしまうのは、体の防衛力と、どのような環境にいても体内環境を一定に保とうとする力が、弱体化しているわけなので、日頃から抵抗力や恒常力を高める「予防と養生」が重要です。
落葉していたパキラから若葉が芽吹いてきました!