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咽の違和感 漢方薬の効きを更によくするために

桜の開花宣言より、一日経つごとに花の開いた桜の数が増えてきましたね。
今朝突然に雪が降ってきましたが日中にはぽかぽかの日差し。
なんとも異常な天候です。
咽に痰がへばりついたような、飲み込みにくいような、鼻水が咽の奥にたれてきてたまったような、なんとも不快な違和感を感じるというご相談がこの頃多い。
病院でレントゲンをとるなど色々な検査をしても特に異常がなく、人によっては発症より数年経ってからご相談におみえになる場合もあります。
咽中炙蘭(いんちゅうしゃらん)とか、梅核気とか、漢方でも色々な表現があるけれど、この症状はどうしておこるのでしょうか?
きっかけが風邪の後に咳を長くしていたことや、ストレス体質、食生活など様々なことが複合して悪化要因となっています。
特にストレスが多い時代です。
古より、怒・喜・想・悲・憂・驚・恐など七つの感情が過度となり体に響くと、咽にその気が結ばれることから、それを治療する薬として大七気湯(半夏厚朴湯・四七湯)がよいとされてきました。
ただ、最近ではそれだけを飲んでも治りにくい方が増えています。
気のみならず夜更かしやパソコンを使うことが増えたことにより、血の不調が多い人が増えている事もあるかもしれません。
治りにくい理由のもう一つは現代の食生活にあります。
ほとんどの方が、果物が好きだったり、炭酸飲料や100%ジュースがお好きだったり、満腹まで食べていたり、間食をとっていたりなど、いささか内臓の能力に比べて食べ過ぎているヒトが多い事に気がつきました。
ましてや仕事や運動量が減っているのにも関わらず、食べる機会や量が減っているわけではありません。
漢方処方だけでは効きにくい人の多くは、ライフスタイルからの影響がとても大きいです。
その改革を必ずご提案するようになってから、飛躍的に処方の効きがよくなってきました。
薬だけで治すのではなく、ご本人のご努力しだいで随分と違うものですね。
糖尿病が重篤になるにつれ、様々な合併症の治りが極めて悪くなって参ります。
それと同じ原理なのだと改めて感じる今日この頃です。
私の父が趣味のゴルフに行くと気がつくといいます。
プレーの後に風呂にはいるとメタボ腹のおじさんしかいないそうです。
日本の近い将来。
医療費を削減するのは難しそうな現実がありますね。
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