子宝をご希望され漢方を試してみたいとご相談の方々が、検査で「抗精子抗体」が見つかったとおっしゃるケースが増えています。
いわゆる免疫性不妊というもので精子に対するアレルギーです。
原因不明の不妊で約13%認められます。
確かに女性の体にとって精子は異物ですので、それを排除しようというのも理屈の上ではわからなくもありません。
しかし、本来脈々と続く生命のリレーを崩すほどの影響を体に及ぼしているのは何なのでしょうか。
それを考えるのには一人の女性が沢山のお子さんを産んでいた頃と、現在とではどのような違いがあるのかを比べてみると沢山のヒントがあると私は考えております。
第一に初産年齢が高齢化しています。
アンチエイジングに漢方や食養を取り入れるご提案を主体としております。
次に、これは食養と共通する事ですが、当時は貴重品であった動物性たんぱく質や、精製糖、油分、輸入食品、加工食品の摂取量が増えています。
その結果おりものや生理痛、血塊など子宮環境が悪化している症状が当たり前になっています。
体内浄化に役立つ漢方薬や食養生をご提案しております。
生活時間帯の深夜化。
テレビやパソコン、携帯電話など電子機器の使用機会が激増。
このような現代的なライフスタイルがお体へ負担をかけ、深刻化しています。
現代的な消耗はそれが消耗とは気がつかないケースが多いので、その対応法を僕なりにご提案しております。
環境汚染や化学物質汚染、静電気、電磁波、などなど現代特有の問題も根深いかもしれません。
解毒代謝能や神経系の安定性は、人それぞれがもつ生命エネルギーの差かもしれません。
回復の助けになればと、解毒や修復に必要な成分の補給などをご提案しております。
当時も家事や農業労働など肉体的・精神的なストレスはかなりのものであったでしょう。
そんな中でも子だくさんであった背景には、肉体をしっかり使っていてのストレスと、現代のいびつな使い方の中でのストレスの違いもあるのかもしれません。
精子に対して抗体をつくってしまう免疫性不妊の発病には、このような現代の総合的な問題が背景にあると考えています。
人それぞれどこに原因のウェイトが多いかは個人差のある事にて、対応策も人それぞれ異なるわけです。
私は肉体のコンディションを整えることを主体としています。
なので体外受精などの不妊治療をされている方も私のご提案を取り入れつつ治療をされています。
生理と子宮卵巣の状態がよくなれば、より確立は高くなります。
生理が整いたてなのに、あっというまにお子さんが授かってしまう方もおります。
単に漢方を飲めばよいというものではございません。
生活スタイルをも改善する勇気のある方は、予想以上に早く結果が出てしまうので僕の方が驚かされます。
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免疫性不妊が増えている背景
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- 不妊症
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