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乾燥カサカサ季節に悪化するアトピーに

人の体は数十兆個もの細胞からなり、毎日数千億個もの細胞が新たに生れています。
アトピー性皮膚炎の原因は、皮膚表面を覆っている細胞が減り、痩せしぼんだことと、細胞と細胞の間をつなぐ接着因子が不足した事が本質にあります。
細胞数が減り、細胞間のつながりが無くなると細胞が簡単にはがれおちてしまう。これがカサカサ皮膚炎です。
バリア能力が極度に低下すると、細菌や花粉、チリゴミ、ダニ、などの異物が侵入しやすくなり、それらの異物と戦うために免疫細胞が活動することで炎症がおこります。
炎症がエスカレートすると火傷のように組織が破壊されたグジュグジュ型となるので、応急処置として炎症に対するステロイドなどを利用した治療が必要となります。
しかし、炎症を抑える急場しのぎ(対症療法)ばかりではなく、皮膚細胞の新生と成長、接着を高める本質的な回復に取り組む事が必要です。
私は漢方や食事、生活習慣の見直し、スキンケアなど、できる限りの手を尽くし回復を促進する方法をご提案しています。
漢方では、細胞のような物質的な要素を「陰」、生れたりつながったりする力を「気」といいます。
それぞれを増強する漢方薬と、皮膚形成に必要な栄養補給を行うことで、内側より質の良い皮膚細胞が生れてくるようになります。
お子さんは元来の虚弱や成長による消耗、女性は月経、出産、授乳、育児などによる消耗があるので、このような「育む治療」がとても有効です。
皮膚炎でお悩みの人の多くは、鼻炎・喘息・便秘・下痢など粘膜のお悩みを併せ持っている場合が多いです。「育む治療」はこうした粘膜にも同様に働きかけるため、併せて回復につながることが多く喜ばれています。
皮膚病ラボ
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