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漢方たなうぇぶ>GOブログ>一見元気で活発そう!でも本当はブレーキの故障

一見元気で活発そう!でも本当はブレーキの故障

落ち着けない・・・。
動きたい衝動を抑えられない・・・。
やたらと焦ってしまう・・・。
あれもしなきゃ、これもやらなくちゃ。
気焦りばっかり。
体はなんとなくしんどい。
でもゆったりとできない。
なにかに突き動かされるように・・・。
誰か私をとめてくれ〜。
なんて人いませんか?
もしくはそんな感じに自分自身がなっていませんか?
こんな症状を煩躁(はんそう)といいます。
これは来るまで例えるなら
ブレーキの故障です。
私にもその傾向があるので分かるのです。
学生時代のツレからは、
「ごうちゃんはなんでそんなにパワフルなの?」と
いわれたことが以前しばしばあったのですが、
それも今ならブレーキが故障していたんだなぁ、
と分かります。
夜になってもなんとなく眠りたくなく、
PCをダラダラとみてしまう。
布団に入ってもなんだか胸がワサワサをして、
うまく寝付くことができない。
そんなことをしているうちに白々と夜が明けてきて、
あぁ、もう朝か・・・。
体はなんとなくしんどいのだけれど、
動けっていえば動けてしまう。
何かのスイッチが入ると、
なんかがむしゃらになってしまう。
そんな時ってちょっとの事でも
やたらと気になってしまうんです。
そしてすぐイライラしてしまう。
我慢ができなくてすぐに他人に対してぶつけてしまう。
実はアトピー性皮膚炎の人には
この傾向が多くみられます。
特に皮膚炎が悪化されているときは、
この傾向がかなりひどいでしょう。
このような方には
痩せ型の人が多いものです。
漢方の生体観でしか考えられない体内環境が
そこにはあります。
語弊があるかもしれない。
自然観でからだをみると
おのずから原因がわかる、
と言ったほうがよいのかもしれない。
一見活発タイプの人は、
「安静力」が足りなくなっているのです。
私が言うところの「ブレーキ」です。
漢方的な言葉におきかえますと、
「陰」と「陽」のうちの、
「陰」が足りなくなっている状態である、
という事ができます。
夜の穏やかな海を見たことがありますか?
太陽によって大地や海が熱せられると、
そこから上昇気流がまきあがり、
風が生まれます。
風とはつまりは空気の移動ですが、
お日様の温かいエネルギーというのは「動」の性質を持つわけです。
気候を見てもそれは明らかです。
対して、
明け方の穏やかな海は、
お日様が照り付けないと
気流の動きの盛んさは失われ、
一転して「静」の状態へとなるわけです。
(そうなる事が多いのです)
お日様を「陽」、
お月様を「陰」として考えてみると、
ブレーキの故障した「安静力」がたりない状態というのは、
体の中が白夜状態になっている、
つまりは夜が来ない状態になっている、
つねに体の中がカンカン照り状態であるといえます。
それを漢方では「陰」の不足。
「陰虚(いんきょ)」というのです。
夜型の生活、
長時間のPCによる視力の消耗、
性交(自慰)過多、
過度なスポーツのしすぎ、
サウナや岩盤浴による汗のかきすぎ、
などなど、
陰を不足させてしまう生活習慣が多くなっています。
心の問題だけではなく、
実は体の消耗や生活習慣と密接に関わっています。
パニック障害、
自律神経失調症、
不眠症、
不安症、
強迫観念、
などなど、
さまざまに病名は表現されるけれど、
「陰虚」によって「煩躁」が発病するまでには、
昨日今日の消耗が原因となっているケースは少なく、
ほとんどが慢性的なお体や心への負担が
原因となっているケースがほとんどです。
新薬で一時的に症状を緩和するもよし。
しかし、何の解決にもならないかもしれない、
と思うわけです。
かといって
「漢方」の生薬でみるみるのうちに治っていくか、
というとそうでもありません。
時間と養生・摂生が必要です。
日が沈んだら床に就き、
日の出と共に目を覚ます、
といったような、
大自然につつまれるような
生き方ができないと
良くはならないのかもしれません。
生薬の助けを借りつつ養生する、
という方針が良いと私は考えています。
それは、
絶対的に不足している「陰」を補う、
という視点で治療にあたれる
唯一の方法だからです。
本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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