「カサブランカ」
お客様にいただきました。
ユリの芳醇な香りが店内いっぱいにひろがります。
体臭や口臭でお悩みの方からのご相談からのアウトプット
漢方の診断術 四診「聞診(ぶんしん)」の一つ 「臭い」 について
私自身も40台となり ミドル臭や体臭が気になるようになってまいりました。
日々の疲労が蓄積し、極限状態に近づいて、疲労感や体中のコリが強い日々が数年続きました。
自分でも体に無理をかけているな、
という分かってはいましたが、
学生時代にスポーツをしてきた経験から、
無理をしながらも頭のどこかで
鍛えれば凌ぐことができる
という経験則を通してきました。
無理をし続けていると色々なバイタルサイン(自覚症状)が現れてきます。
・どうしようもないぐらいの眠気におそわれる。
・体がなまりのように重たい。
・足がつる。
・肩がガチガチにこる。
・首や肩、関節の可動域が狭まり、動かすたびにゴリゴリ・ポキポキ鳴る。
・会話をしていると、イラッとしたり、ムカッとしたり、しやすく、なぜかコミュニケーションがうまくいかない。
・不眠症(寝付けない・眠りが浅い・夢をよく見る・途中で何度も目が覚める・寝起きがわるい・翌朝疲れがとれない)
・人に会うたびに「やせた?」と言われる
・目じりが下がってきた(片方だけの場合は要注意)
・風邪を引きやすい 治りにくい(咳・痰・鼻水・蓄膿など)
・口内炎や舌炎ができやすい 治りにくい
・頭痛になりやすく とれない
・舌をむくと 顔や手が真っ赤になる
・てのひらがまだら模様
・酒が弱くなった
など
このような方々は、体の疲労が限界を越えています。
体表面のバリア能力が低下します。
すると弱ったバリアをうめるべく皮脂の分泌が多くなります。
それが酸化をすると「加齢臭」となります。
体表面や粘膜のバリア能力の低下は、ミクロの世界では出血傾向が強くなるともいえます。
その微細な出血が「血なまぐさ」となります。
漢方では「瘀血(おけつ)」とし、生臭い臭いとなります。
バリア能力の低下は、体表面の常在菌群にも影響します。
黄色ブドウ球菌が汗の分泌成分をミドル臭の原因物質「ジアセチル」に変えるのも、疲労からく皮膚常在菌群の変化が影響していると考えています。
現に、私は疲労のピークの時に、口臭も体臭も、自分自身が不快だと思えるようでしたが、疲労をマネージメントしながら、体質に最適な漢方薬を服用して臭いが減少しております。
それと同時に、疲労にともなう様々なバイタルサインも減少します。
医療が治すというよりは、体を正常化するために必要な事を漢方の知恵を通して行うといった方が合っていると思います。