GOブログ

治療方針

お薬、漢方、健康のお悩み
お気軽にご相談ください。

046-261-1380

10:00〜19:00
定休日:日曜・祝祭日

メールでのお問い合わせは
こちら»

  • Twitter
  • Facebook

漢方たなうぇぶ>GOブログ>スギ花粉 今年のピークは4月!

スギ花粉 今年のピークは4月!

東京都福祉保険局予測によりますと首都圏のスギ花粉の飛散ピークはどうやら来月初旬〜中旬のようです。そのころはヒノキの花粉が飛散しはじめ、スギ花粉飛散を重なりますのでまさに花粉のピークを迎える事でしょう。花粉症対策は今からでもしっかりとしておくことをオススメします。
今年初めて花粉症になられた方が本当に多いですね。
花粉症をなめちゃぁいけません!
私の体験からも今年は一筋縄ではいきません!
でも早めから漢方やサプリメントで予防を積極的に行っていただいた方達のほうが明らかに軽くすんでいます。なので発症からも諦めずに積極的に治療していきましょう。
しないより断然楽です!
ちなみに、すでに日本では2000〜2500万人を越える花粉症の方々がいらっしゃいます。
こんなに沢山の方が花粉症で悩んでいます。
明日は我が身です。おかしいなと思ったら早めに花粉症対策に取り組んで下さい。
今年の花粉症は抗アレルギー薬が効きづらい方が多いようにかんじます。
これはどういう事かといいますと、免疫の仕組みを考えればよく分かります。
花粉アレルギーの仕組みはこのようになっています。
�@体内に侵入した花粉(抗原)をマクロファージという免疫細胞が食べます
�A食べきれないほど多くの花粉がくるとマクロファージがリンパ球に応援をたのみます
�B応援を要請されたリンパ球が抗原である花粉にたいしての武器である抗体を作り出すB細胞に連絡をします
�CこのB細胞にてIgEとよばれる免疫グロブリン(抗体)が大量に作られます
�DIgE抗体が体の化学物質を格納しているマスト細胞(肥満細胞)にくっつくとヒスタミンなどの化学伝達物質とよばれる物質が放出されます
�Eヒスタミンなどの化学伝達物質が鼻の粘膜の受容体にくっつけば鼻炎になります
 目付近の受容体にくっつけば結膜炎となります
 気管支の受容体にくっつけば気管支炎となります
 皮膚の受容体にくっつけば皮膚炎となります
これが花粉症などのアレルギーが発病するしくみです。
なぜ新薬の抗アレルギー剤が効きにくくなるのかといいますと、新薬は�Eの化学伝達物質が受容体にくっつく所を抑えたり、�Dのマスト細胞から化学伝達物質が放出されるのを抑えたりするという働きが主なものだからだといえます。
�@〜�CによりIgE抗体は大量の花粉の影響でものすごい量が作られてしまっています。
ご存知のとおり新薬の効く時間にはかなり限界があります。
よって、薬の効力が弱ってくるやいなや、大量に作られているIgE抗体はマスト細胞にどんどんくっつき大量の化学物質を結局は放出してしまうのです。
抑える治療には必ず限界があります。なので、調節力をつけるような事のほうが大切なのではないでしょうか。これは絵に描いたような美しい理論だけでは到底説明がつかないような地道な養生でしか得ることのできない力です。
ゆるやかかもしれませんが漢方薬などの自然の恵を最大限に利用することが最良であると考えています。
何度もブログに書いている通り花粉症は基本的に不治の病です。
「麻疹(はしか)」や「おたふく」のように一度覚えると忘れない仕組みを私達はもっていて、花粉も同じような理屈で覚えてしまうのです。だから生涯花粉症と上手につきあっていかないと辛い思いをするのは誰でもない自分自身なのです。
花粉の量や日頃の生活によって症状の軽重は大幅に変わってきますが、一度花粉症の症状がでると基本的には毎年苦しむ事になってしまいます。人の免疫とは一途で忘れないものなんです・・・すごいですね。
今年初めて花粉症になってしまった方は、花粉の少ない年は比較的楽かもしれませんが、今年のように花粉の飛散量がものすごく多くなると必ず症状が再発するでしょう。
今後他のものに対しても同じようにアレルギーをおこす可能性だって高くなったわけです。
アレルギーの症状は時として命に関わるような激烈なものもございます。(アナフィラキシー)
免疫を含む体の調節機能(恒常性)を正常化するための方法を私と一緒に考えてみませんか?

category:
花粉症
tags: