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漢方たなうぇぶ>GOブログ>ついに今年も花粉症の季節が到来

ついに今年も花粉症の季節が到来

今週の中ごろに急に暖かくなりました。
その頃を境に当店でも、花粉症のご相談件数が急に多くなりました。
漢方薬は早く効かないと誤解されがちですがが、花粉症である私自身が漢方薬を上手に利用して、抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤、ステロイド剤などを全く使わずに毎年乗り切っております。
ちなみに私が愛用している漢方薬は桂枝湯(けいしとう)を基本としていますが、病状の軽重・深浅や、疲労度やストレス、食事内容などの生活状況に応じて麻黄や杏仁、黄耆、白朮、防風、石膏、柴胡、黄芩、半夏、人参などの生薬を加えて、薬力を調節しています。
調節する事でかなりの症状が軽くなるのです。
鼻炎の漢方薬として有名な小青竜湯を私自身はあまり利用しません。
小青竜湯は、花粉症のくしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの基本症状以外に、痰が多く、舌に白い苔が厚く、浮腫む、胃がもたれる(痞える)等が併発している人を目標にします。
この併発している症状にこそ、体の状態を判断し薬を選ぶポイントがあるのです。
鼻炎だけでなく、咳が出る人にも良い処方です。
ちなみに花粉症で咳がでる人もいます。
漢方薬を選ぶには専門的な判断基準があります。
その習得には机上の勉強だけではなく、実際に沢山の患者さんと接する事が必要不可欠です。
花粉症は目や鼻の症状だけの病気ではありません。
頸椎症や四十肩、腰痛、坐骨神経痛など、整形外科領域の症状が、花粉症の時に悪化する事がありますが、漢方ならば花粉症と一緒に治療ができます。
歯痛や顎関節炎、舌痛などの、口腔外科領域の症状が、花粉症の時に悪化する事もあり、漢方ならば花粉症と一緒に治療をします。
皮膚炎や湿疹、ヘルペス(単純疱疹・帯状疱疹)などの皮膚科領域であっても、顔面神経痛、眩暈、耳鳴りなどの自律神経系の症状であっても、高血圧や卒中(中風)、動悸、息切れなどの循環器疾患であっても、漢方なら花粉症の悪化とともに発症した症状ならば同時に治療ができます。
風邪は百病の始まりたるゆえん、まさにここにあり!
漢方なら、妊娠中や授乳中、乳幼児でも、それぞれの体や状況に応じて安心して利用できる薬があります。
漢方薬はきちんと効きます。
効かぬ場合は、お体の側の基礎的な状態に改善の余地があります。
お過ごし方や、精神的な事、体へのいたわりや感謝も含めて、より良い心身の状態を作り出せるように、ご自身にとって良いお過ごし方をしていただきたいのです。
これは僕自身の体験ですが、心にも体にも無理を強いている頃に、アレルギーがものすごくひどくなりました。
積極的に生活を改善し始めて約5年が経ちました。
年々、確実に体調が良くなっています。
これからもっと良くできるのではと、自分自身にとっても期待しています!
毎日が楽しみ~。
ご自身の体を、そして心を、もっともっと愛でてください。いたわって下さい。
多少のタイムラグはあれど、体は必ず答えてくれますよ!